「手紙 A 2 3
これは、オウム真理教が起こしたサリン事件の実行犯の話である。
だが、実際に名前が挙がっている者は、実行犯ではないのだ。
情報操作によって、罪を被せて、自分たちは工場要員として身を隠していたようだ。
主人公の「武島直貴」はその名前の中に、工場で使用していた名前が入っている。
特徴は、小説ではバンドを結成することになっているのだが、バンド経験者であると言っていたと思う。
映画では、漫才コンビを組むことになっているが、それは武島が口が達者で司会などが得意だったからだろう。
サリン事件での実行犯として名前が挙がっている者たちは、本物の実行犯に殺されてしまっている。
しかし、死んだことを隠していたので、警察や世間はそっちの方を追っていたのだ。
因みに映画で武島の傍にいた白石という女性は、始終毒菓子を調達する役目を担っていたようだ。
この刑務所からの手紙は、オウム真理教が国に謝罪の手紙を送り続けているという嘘を形にして、攻撃の矛先をかわす手段として映画にしたのだ。
しかし、何も知らずに映画を作ってくれた人たちのために言っておきたい。
きっと最後には、この映画のラストのように、僅かでも犯人は後悔したんじゃないかと思っている。
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