2013年11月30日土曜日

推理オタクは好んで見る4


「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第一話 01 02 03

このドラマで気になったところがあったので調べてみた。
ドラマは2008年1月18日よりテレビで放送されたものだ。
事件があったとすれば、その前ということになる。
つまり、2007年に起こった火事を調べれば出てくる可能性が高い。

2007年2月13日 大阪大学 連続不審火
2007年12月28日 大阪電気通信大学 寝屋川キャンパスA号館2階の研究室で火災
どちらも同じ大学のことだろう。
12月に起こった火事の詳細がネットに載っていた。
2007年12月25日 19時55分00秒
恐らく28日の火事は、25日の火事のことだろう。
時間まで詳しく載っているので、犯人が情報を提供していると思われる。

決め手になったのは、ドラマの最後に引越しをするシーンが入っていたこと。
つまり、その家の者を殺して入った家族がいたわけだ。
殺されたのは、大阪大学教授夫妻。
その教授に成り代わっていた男は、その家族の父親のはずだが、帰って来なかったようだ。
もしかしたら、初めから父親はいなかったのかもしれない。
大学教授に成り代わっても、顔が違うので周囲に解ってしまうだろう。
そうなると、4人の女性が大阪大学教授夫妻殺害事件を起こしたことになる。
架空の父親に罪を擦り付けておけば、自分たちは安泰だ。

火事はその事件を隠すために起こしていると思われる。
更には、それをテレビでドラマ化するよう手配している時に、調べ始めた人の家を燃やしている。
犯人はスタンガンを使い、灯油を撒いて火をつけることを手段としていた。
スタンガンはほとんど女性しか使わない。
犯人は大阪大学教授の子供を装った女性4人だ。



「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第二話

教授夫妻が殺された後、同じ名前の男性が何人も殺されている。
大阪大学のある学生が、殺された教授を探し回っていたのだ。
それを聞きつけて4姉妹が動き出したようだ。
苗字が分からなかったので、名前だけで情報を集めたのだ。

男性の携帯に犯人のメールアドレスが残っていたのは、友人から紹介してもらったわけではなく、その男性の母親が犯人に教えたのだ。
「もうすぐ死ぬわ。」という台詞は、そのメールの相手に送ったものだ。
つまり、「(あなたは)もうすぐ死ぬわ。」という意味だ。
それでその男性は、脅迫メールの相手が教授を殺した犯人であることを察知した。
しかし、メールの送信者が誰であるのか知らなかった。

ドラマでは水死体で見つかっているが、実際に警察が動いたなら必ず4姉妹のことは発覚する。
つまり、死体はみつかっていないのだ。
ということは、家庭内で殺された可能性が極めて高い。
そうなると、犯人は母親であると断言していいだろう。
恐らく、4姉妹から息子を殺せとの指示が出て、そのとおり実行したのだと思われる。

その後のドラマは、テレビ局で起こったことだろう。
「ち」の付く名前を言った者は殺されてきたのだ。
明かしてはならない名前だったようだ。



「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第三話

この話は、このドラマを書いた小説家の周辺で起こったことのようだ。
殺されたのは、小説家の奥さん。
4姉妹は、ドラマ制作に関わったことで、その周辺にも手を伸ばそうとしていたのだ。
目的はもちろんお金だろう。
話の中で、小説家は別に部屋を借りて一人で篭って仕事をすると言っている。
だから、4姉妹は奥さんがいても別々に暮らしているのだと思ったのだ。
それなら殺れると思ったのだろう。

話の中にロケシーンが出てくるが、実際に4姉妹がロケ地に押しかけて来たようだ。
騒がしかったのがそのままドラマになっている。
更には、きれいな女優さんが出ていると、何とかして落とそうとナイフを本物と入れ替えるよう指示している。
もちろんそのまま使うなんて有り得ないので、撮影前に男優を脅したのだろう。
撮影は2回行われ、2度目に本物のナイフを使って手をざっくり切り裂いたのだ。
言っておくが、手を切っただけでも出血多量になれば死ぬ。
その後の処置がなされていたかどうか・・・4姉妹が関わっただけに怪しいものだ。

夕里子が受けた脅迫電話の声を聞いて、私は突然不審感に囚われた。
この声・・・・電話を取っている本人の声を変換したものだ。
でも・・・・よく聞く犯人の声によく似ている。
もしかしたら、ほとんどこの人が電話で犯人をやっていたかもしれない。
更には、実際に警察にこの声で電話を掛けた可能性もある。
それは表に出てはいないだろうが、録音が残っていたら確認をしてみて欲しい。
その脅迫電話は小説家にも掛けていると思われる。

この後の展開を見れば解るように、被害者を犯人に仕立て上げるといういつものパターンそのものとなっている。
出演者も協力して、この回だけで何人もの人が死んでいるようだ。
犯人に見えない人・・・・それが犯人だ。



「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第四話

この回で起こっている事件は、既に前々回のエステサロンシーンに出てきている。
事件が起こったのは有名なブランド名の社長さんが殺されたことにある。
事件の流れとしては、社長を殺した人は側近のような立場の人のようだが、どうもそれは騙しが入っているようにしか見えない。

そこでそのブランドのHPをチェックしてみた。
「ハルヨ」から想像できる日本のブランド名だ。
まあ、1つしかないと思うが・・・。
そこで、気づいた。
今時にしては、きちんとした誠実なHPが作ってある。
中身の商品もあまりブランド名を損なうものが無い。
事件が影響をしていないとは言えないが、中心人物がしっかりしていて揺らがないのだろうと思った。

しかし、何故4姉妹が出てくるのかだ。
もしかしたら、テレビ局関係でツテでもあったのだろうか。
繋がりができてしまえば、何か仕出かす可能性が高い。
ドラマにするくらいなので、4姉妹が犯行に関わっていると言っていいだろう。
ドラマでは殺した人はお金が目的の犯行であると強調しているので、4姉妹はそれを狙っていたのだろう。
つまり、こうだ。
4姉妹は、大学教授の娘として居座ることに成功したので、今度はブランドデザイナーの娘として居座り、運が良ければ保険金も手に入ると思っていたらしい。
馬鹿だ、こいつら。
おまけに、2人で付け狙って中心人物を襲おうとして、逆に突き飛ばされて怪我をしていたらしい。

更には、4姉妹の手に入れたツテの恩恵に与ろうと、古畑関係で出てきた家政婦が絡んでいるようだ。
そして工場関係者から毒菓子を送ってもらっている。
社長はその毒菓子で殺されたのだろう。
つまり、犯人はお菓子をお土産として持って来た者だと言える。
テレビ局を中心に繋がりができた場合、犯罪仲間としていろいろな役目で交流があるらしい。
犯罪者にとっては犯罪歴というのは一つのステータスなので、各々が実行した方法や殺した相手の情報交換はかなり行われていて知っていたと思われる。

結局、この事件では4姉妹の思惑は成功しなかった。
ただ4姉妹が思いの外マヌケであることが露呈したのみである。
きちんとした人相手では、犯罪者は何もできないのだ。



「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第五話

この回は、続きになると思う。
父親が帰って来ていることになっているが、お金が手に入る理由作りに出してきたのだろう。
そのお金というのは、ある家で母親を殺した娘が保険金を貰えるという話を聞いて、4姉妹の仲間に引き込んでお金を手に入れようとしていたらしい。
新しい家族というのは、その娘のことだ。

しかし、その娘がそのことを知って拒否反応を起こした。
それでその話は頓挫したのだが、珠美が真理のお金を盗んだことでいがみ合いを始めた。
真理はお金を手に入れることが上手く、何かと余裕のある生活をしていたらしく、珠美はそのお金を常に狙っていたのだ。
だが、お金を盗んだことが発覚してそれを責め立てられたので、恨みに思って珠美は何度も真理を殺したいと思うようになったようだ。
前回の話でブランド会社の中心人物を襲った時に真理が突き飛ばされて、その拍子に顎に残るような擦り傷を負い、それをまた一々指摘する珠美に真理が怒りを覚えたのも手伝って、2人の関係は日に日に悪化していったのだ。

その悪化した関係が、綾子と有里子にまで飛び火した。
そのために、料理の中に薬を入れるという暴挙に出たようだ。
しかし、誰が死んでも4人にとって得なことはないと思い直したらしい。
確かに人間関係が広がった時点で、1人が死ぬということはかなりの負担がかかる。
隠すことも、逃げることもできないのだ。
仲がいいというより、損得関係で繋がっていた4人だったのだと思う。
ドラマでは人物が入れ替わっているので注意して欲しい。
実際には三女と長女が問題を起こしている。

「暗示と催眠」・・・・これは、テログループがよくやる手口の1つである。
この回で詳しいことは描かれていないが、「マインドコントロール」と同じ意味で、何度も同じことを聞かせ、それをやらなければ自分は死んでしまうというような恐怖感を一緒に植えつけることで、自分でそのとおりに動いてしまうというものだと思われる。
普通の人をスパイとして動かす時あるいは無理なことをさせる時に、その方法は有効らしい。
それを防ぐには、人間関係の固定を避け、自分で情報収集をし、他人の意見ではなく、できるだけ自分の思いに叶った行動を自分でするよう心掛けるといいと思う。



「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第六話

温泉旅行の当選で、4姉妹は旅行に出掛けることになったが、実際はお金の計算をしていることから自腹なのだ。
だが、どうも招待を受けて出向いた形跡がある。
だから、示談の上タダにしてもらおうという魂胆だったようだ。
それもそのはず、その土地で起こったことをドラマにしてくれの依頼だったからだ。

問題は「矢魔八様」だ。
この矢魔八様の様相・・・・どこかで似たものを見たことはないだろうか。
そう、あの「なまはげ」のことだ。
「なまはげ」とは、古くから伝えられている集団殺害祭りのことである。
誰か分からないようにお面と蓑を羽織って、目的の人物を殺して回る儀式のようなものなのだ。
神様ということにしておけば、堂々とその儀式を続けていられると思ったのだろう。
この回で綾子だけが行動を共にしていないが、実はその集落の内部調査に入っていたらしい。
内部調査とは、ターゲットの選出である。
実際は綾子ではなく、有里子が別行動をとったようだ。

ちょっと気になる台詞があった。
「めぐみが金を出すって言うから来ただけ。ここに知り合いがいるみたいだったよ。」
殺された女性の連れがそう言っている。
殺された女性は、そう言われて呼び出されているということだろう。
つまり、「なまはげ」の餌食になるのは何らかの理由で反感や反抗した者であり、密かに殺害可能な場所に誘導されるということだ。

もう1つ気になったのは、写真を見て男の子のようだが自分だと言い張った犯人のこと。
言い張れば通ると思っている。
もちろん社長の財産目当てなのだが、一緒に来た男性が息子だと誰もが思うだろう。
本当の息子が確認できた場合、犯人は殺害理由として「あなたの代わりに私がやってあげたのよ。」と必ず言うのだ。
殺してもいいという理由がある限り、殺しもするし責任を人に転嫁させもする。
やっかいだが、それを認めてはいけないと思う。

最後に言っているが、「矢魔八様は女だったんだ。」。
つまり、「なまはげ」は元々男ではなく女なのだ。
それは、子供の生皮を剥ぐからで、食人族の末裔である。



「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第七話

この回で中心となった事件は、鹿児島で起きた特許出願中の科学溶液を作った科学者一家惨殺事件だと思われる。
私は当時このことで直接手紙を出して問い合わせをしている。
しかし、回答があったのは別会社だった。
今ではもうその製品は手に入れることはできない。

その事件は、生き残りがいないことでその時点から進展が全く無いままだ。
それにも関わらず、このようなドラマに出してくるというのはどうしてだろうか。
誰かを騙そうとしているようにしか見えない。
一度その製品は市場に出ている。
もしかして、その製品の愛用者からの問い合わせが殺到したせいなのではないだろうか。
つまり、元になった事件はあるが、このドラマに事件の実話は入っていない。
だた犯罪者の手口だけ含めた"この場合はこうする"というマニュアルがドラマになっているようだ。

それは、カップルを引き裂く方法。
女性の方を先に殺して、男性とは共通の友人として相談に乗りながら、会わせないようにでっち上げの理由を作って対処しておく。
どうしても相手のことを諦めない男性に対しては、暴力で押さえ付けるようだ。
また、普通結婚式から逃げ出すのは男性の方で、無理やり好きでもない人との結婚に追いやられた結果いなくなったりする。
その場合、男性の好きな相手は大概先に殺されている。
その時必ず家族の中に協力者がいるのだ。

最後に気になるシーンがあった。
朋子と和人の関係は酷く険悪だったのではないだろうか。
どうも顔の出てない可愛い顔の出演者を和人の周りに寄せ付けないよう朋子が威嚇行為をしていたらしく、和人が怒って追い払ったのが原因のようだ。
最後のシーンで、スイッチを押すかどうかは和人本人に任されていた。
和人は腹いせにスイッチを押してしまったのだ。
朋子は押せば後ろから刺せという命令を出していた。
そしてそのとおりになった。
その後、和人ファンから朋子は殺され、中盤の死体シーンとして出ている。

あんたら現場で何してんねん。



「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第八話

この回は、登場人物の名前から一部声優界関係の人物付近のことが含まれている。
しかし、メインは「呪い」なのである。
私は「呪い」とはどうやって行うものか知らない。
「恨み」ではなく「呪い」というのは、思っただけではなく相手に被害をもたらすものだ。
普通は黒魔術的な方法があって、それを実行するものだと思われているが、実際に相手に害を及ぼすためには現実的に実行しなければ何も起きないのだ。
つまり、嫌がらせや暴言や批判、悪い噂を広めるなど、相手に圧力と負担をかけるような行動を起こさなければならないのである。

私の経験から言うと、周囲からの度重なる悪意を感じ取った時に「呪われている」と思うものだ。
あるいは、悪いことが起こった時に「呪われてるね。」と誰かに言われたら、やはり「呪い」だと思ってしまう。
つまり「暗示」なのだ。
「暗示」は、誰が何のためにやっているのかを知れば、暗示は解ける。
私はそれを知るために、あらゆることを調べてその謎を解いた。
だから今は「呪われている」とは思っていない。

更には「呪い」が「暗示」であるなら、呪った方にも暗示がかかっていることになる。
それを利用した方法が「呪い返し」だ。
「呪い返し」は呪った本人に呪った方法で返ってくる。
出所は呪った本人で受けるのも呪った本人ということになり、「呪い」が不正(正当性が無い)である以上呪われた者にとっては正当防衛となる。
この方法は有名人や著名人には、呪っている相手が誰か判らない場合が多いので、有効だと思う。
是非、この機会に「呪い返し」を実行してみて欲しい。
呪い返しを受けた人に何か起きるかもしれない。
そして、誰が呪っていたのかも判るかもしれない・・・。



「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第九話

これは映像を撮影する時に顔と体の2人を使ったことが仇になって、このドラマを終わらせる流れになったようだ。
問題は有里子の顔の人物。
有里子の演技は他の娘がやっていたが、回を追うごとに出演者同士で仲良くなった結果、顔の方が妬むようになったのだ。
「有里子は永遠に僕のものになった。」という台詞は、顔の人物が言ったものだろう。
その時演技していた娘が何か飲むよう指示されている。
その時の映像は隠しカメラだが、つまり本番撮りではなかったのだ。

推測だが、撮影は2回行われ初めのグラスには何も入っていなかったのだ。
だから、飲むフリしかできなかったはずだ。
それを責められたのではないだろうか。
よくあるのだが、当人の失態として周囲が怒っているように見せかけ、もう一度ちゃんと飲んでくるよう言ったのだと思われる。
それは、本物の撮影スタッフがいなくなっている状態で行われ、気づいた時には手遅れだったということだろう。

ネタとなっていた当の4姉妹は、ネタ切れのために撮影には参加していない。
これは出演者同士の関係が拗れたことで起きた事件である。
かおりの台詞はそのまま犯人(有里子の顔の方)の台詞なのだ。
まあ、顔と言ってもちょっとしか入ってないんだけどね。

この後、国友とスタッフが荒れたのは言うまでもない。
でも・・・・この前、仇を取ってくれたみたいだ・・・。


2013年11月25日月曜日

才能ある人はマルチ


聞くところによると、「チームバチスタ」すごいお医者様チームだったらしい。
でもドラマを見ると、全然違うんだよね。
これはちゃんと理由があると思う。

「チームバチスタの栄光 第一話 パート1 パート2 パート3

「バチスタ」の名前の由来を推測してみた。
どうしても語感がスポーツ関係に聞こえるんだよ。
「スタ」はスタジアム・・・とすると、「バチ」は「バ」のチームという意味にならないだろうか。
「バ」が付くスポーツ関係のプレー名をあたってみた。
何故ならスポーツはチームで行うもので、得意技があったはずなのだ。
「栄光」という言葉や名前が残るというのは、すごいプレーを見せてくれた人たちがいたからだと思う。
調べるとあったよ。
「フットボール」だ。
その中に「バック」という名前のポジション名をいくつか見つけた。
それは連続して行うプレーの中で、チームで動く時に重要な役割を果たす。
つまり、「バチ」は「バックチーム」を意味するのではないかと思う。
そのスーパープレイを見せてくれた「バチスタ」7名が、揃って医者になったという話だ。
だからこそ、医療の場で「バチスタ」の名前が広がったのだ。

だが、ドラマはその最盛期を描いていない。
まるで、ニセモノがやっているように見えるのだ。
よくあることだが、「バチスタ」の名前を使った者がいたのだろう。
それを精神科の医師が不審に思って、あちこち聞いて回ったことがドラマに入っているようだ。

ドラマは本物を描かないとダメだよ。
もう一回挑戦してみてはどうかな。
実物の話を知らないとダメだろうけど・・・。


2013年11月24日日曜日

クリスマス前だし・・

東京ゴッドファーザーズ

私はこれ、結構好きなんだ。


これも予測書からの引用だと思う。
「子供は必死に親元へ返そうとする者の働きにより、無事に親の手元に戻されるだろう。その者は忌み嫌われる者也。」
要約すると、そう書かれてあったと思う。


2013年11月23日土曜日

もう何度も見たんだけど・・・

ちょっと詳しく見たら、驚くようなことが入ってた。

「シックス・センス 英語版

この映画にはいろんな謎が隠されている。
冒頭にある半裸の男は、ある指示を受けて立っていた。
実は、ストーリーの裏話としては、その男は「コール」を意味している。
児童心理学者のマルコムは、コールの精神治療にあたっていた精神科の医者のことだ。
だから、これは実話を元にしたもので、事実を捻じ曲げて事情を隠した形にしてあるようだ。
その男が半裸であるわけは、児童虐待を意味している。
犯人は精神科の医者ではなく、母親が連れてきた男だったと思う。
その医者は、コールに適切な治療を行おうとしたが、罠に嵌められて殺されたようだ。
コールはそのことを知らない。
だから、死人として医者が出てくるのだ。

実は、このシーンは半裸の男にマルコムを銃で撃てとの指示があった。
そして自らも銃で自殺しなければならなかった。
でも、その男は自殺するつもりは無かったはずだ。
にも関わらず、人を銃で撃った後のことを考えると、どうしても自分は生きていてはいけないという精神状態に追いやられる。
そして、ストーリーのとおりに死んでしまうのだ。

この話が持ち込まれたのは、コール役のハーレイ・オスメントの母親からだろう
冒頭のシーンで、治療を受けていた彼がどういう人だったか言葉を残している。
「静かで利口な子だった。親切で、思いやりがあった。」

コールとマルコムとの会話で解ることは、突然2人は会えなくなったということ。
母親は息子に、先生には会いに行くなと言っている。
この時既に医者は母親に殺されていたようだ。
そして、母親が連れてきた男が周囲に対してその医者の名前を使っていた可能性が高い。

マルコムが書き物をするシーンだが、手を見れば老齢の人だと解る。
恐らく別の映画のシーンを持って来たのだろう。
「闇の底より主に訴える」というのはその時の言葉だ。
マルコムが幽霊だからちょうどいいと思ったのだろう。
だが、この映画でそれを使ったということは、死んだ者が映画を見ている人に訴えていることになる。
そして、事実が暴かれるのだ。

コールと母親のシーンでは、棚の扉が全部開いていたという心霊現象を描いているが、実は犯人が存在している。
母親と連れてきた男だ。
2人ともは扉を開けっ放しにする癖があったらしい。
また、ネクタイを取り替えるのに、洗濯前の汚れている方をわざわざ身に付けさせていたようだ。
おまけにテーブルに手のあとがついているシーンでは、母親がコールの背中を思いっきり叩いてその跡が消えなかったのを誰かが目撃しているのだ。
コールの友人関係も、壁があったようだ。
もちろん各友人の母親が自分の子を脅迫するのだ。
「言うこと聞かないと、あの子を殺すわよ。」と・・・。
恐らく、本人は嫌われていると思っていただろうが、実際は違うということだ。
それから、各友人の母親は子供に嘘やでっち上げ、作り話をするよう命令していたのだろう。
コールはずっと日常的にそれを聞かされていたと思う。

マルコムとコールが心を読むゲームをするシーンでは、母親が医者のところに行ったという事実が浮かび上がっている。
それは秘密なのである。
しかし、詳細が明らかにされている。
「スクリュー・ドライバー」だ。
それを使ったようだ。

母親の指の爪が真っ赤だったので驚いた。
何か意味があるのかと思ったのだが、やはりスクリュー・ドライバーを使うくらいだ。
人間の体をバラバラにする作業をするのだから、爪が赤く染まってしまうのではないだろうか。
更にはそれを隠すために派手なネイルを塗ったりするのではないだろうか。

父親のことを聞くシーンでは、「見つけてもらいたくてわざと忘れ物をしたり・・。」という台詞が入る。
たぶん父親の死因がそこに隠されていると思う。
そして「自由連想文」。
コールは以前に医者からそれをやるように言われていたようだ。
「静かにしないと、貴様らを殺すぞ。」なんていうのは、日頃言えないことを文章にぶつけていたってことだ。
「貴様ら」というのは、母親と連れてきた男のこと。
その男は汚い言葉使いで、道にツバを吐くようなやつらしい。
おまけに「スケベ」のようだ。

それから、授業で1790年から1800年までの間、「フィラデルフィア」がアメリカの首都だったと言っている。
聞いたこと無いけど・・・。
調べたら、ネットにはそう書いてある。
考えられるのは、嘘をホントにするために記録の書き換えが行われたということだけだ。
その時にコールが、学校が以前どんな場所だったかの問いに「絞首刑をやった所」と答えている。
先生の答えは「裁判所」だ。
同じことなのだが、コールの方が正解。
当時は裁判という形ではなかったからだ。
こんな風にその場所で起こったことが浮かんでくるという現象が起こることがある。
それはそこに残された残像によるものだ。
その残像は遺伝子の記憶に刻まれている。
そうだな・・・まるで砂鉄で絵を描くように浮かび上がるようなものだと言える。

その時にコールが先生のしゃべり方が変だと嫌悪感を顕わにしている。
問題はしゃべり方。
つまり、標準語ではない訛っている言葉のことだ。
答えは、英語圏の人ではないということ。
そんな人がそこで教師をやってはいけないのだけどね。

友人のバースディパーティーでは、小部屋に閉じ込めたのは母親だろう。
なんで叫び続けたのかということだが、たぶんそこには死体があったのだ。
母親がドアを開けようとするのは演技で、鍵もなく開いた理由は母親がドアを押さえていたからということ以外には無い。
だから、母親はその小部屋に死体があったことを知っていたことになる。
周りは皆母親の所業を見ていたのだが、死体が発見され騒ぎなったおかげで、母親のことはほとんど話に挙がらなかったようだ。

背中の傷は、他の子を連れてきて撮影したようだ。
体型が違う。
その時の女優の顔が怪しい。
その傷と関係があるんじゃないだろうか。

友人が出ているテレビに八つ当たりするシーンがある。
これはちょっと複雑な秘密のことで、ペンダント事件として会話を成り立たせている。
ペンダントとは、首に掛ける縄のこと。
つまり、首吊りシーンで死体を吊るしたことについて、コールがそれに対して嫌悪を向けたからだ。
だから女優の指示で、そのシーンはコールに別の子を混ぜて加工した映像になっている。
女優がすごい剣幕で怒っているが、何だか事実を入れると地が出てくるみたいだね。
本気だから迫力があって、それを利用した映画作りってあるみたいだ。
抱き締めるシーンも明らかに自分の子を抱いているような顔だ。
やっぱり想像で演技ができない人がいるんだね。

コインで手品をして見せるシーンがあったが、手品とは真実を隠して真実を元にシナリオを作ること。
どうやら、そういう形だと見る方は面白くないらしい。

「ヨ・ノ・キエロ・モリル」
この言葉が予言に関係するものとしてシナリオライターの目に触れたようだ。
その後、そのことばかり考えてしまうようになって、話が飛んでいるね。
これは元の言葉を英語に訳してそれをまた日本語に訳すと「世が消える者見ず」となる。
だから「死にたくない」なのだ。
つまり、この世が終わる時それを見る者はいない・・・世の終わりには誰も地球に存在していないだろうということだ。
ノストラダムスの予言にそういうのあったね。

お葬式のシーンはよくわからない。
それがアーサー王の劇に繋がっているんだろうけど・・・。

あとは丸く治まったかに見えるが、最初のシーンでマルコムが死んだ理由がまだ解決していない。
これは一切台詞に入っていないことだ。
だが、演技に出ている。
誰がマルコム(精神科の医者)を殺した本当の犯人なのか・・・。
もう解るね。
医者は自分の奥さんに薬で眠らされ、家に来たコールの母親にスクリュー・ドライバーで頭をかち割られて死亡したのだ。
それを奥さんは夫の部屋に鍵をかけて隠していたのだ。


2013年11月22日金曜日

見てなかったよ


「ウォーリー 01 02 03 04

初め「ショート・サーキット 01 02」のアニメ版かと思った。
ショート・サーキットの方がやんちゃだ(^^;)

画もきれいだし話もきちんとした組み立てがされていて面白かった。
で、「ウォーリー」って何のことだろうって考えた。
いろいろ含んだ意味があるような気がするけど、私が思う答えは1つ。
みんなはどう考えるかな?


「ウォーリー」は英語で「WALL-E」って書く。
「WALL」は堤防とか壁・・・「E」は「earth(地球)」の略かな。
なんだかウォーリーって地球っぽいなって感じてた。
あんなに酷い状態なのに、人間がいない間ごみ処理を一生懸命やってる。
地震があって薬がいっぱい流れ出して山が動いて噴火しそうになってたのに、ちょっとずつちょっとずつ土地が動いて雨が降って緑が戻って鳥が飛ぶようになった。
あんなに汚かった地表が何とか人間が住める状態を今も保ってる。
そして「イブ」を守ろうとしてる。
「イブ」は一人で何かを見つけた。
すごく大事なものだったから、ウォーリーもイブを必死で守った。
地震の後、雷が2度近くに落ちたよ。
そんなこと思い出した。

だけど、「ウォーリー」のような人もいると思った。
コツコツと働いて、自分の好きなものを集めて大事にして、自分だけの夢を持ってる。
初めイブを怖がるけど、どこか気になってついて回る。
「E」は労働者の意味もあるんだ。
最後壊れちゃうところは私にも似てるかもしれない。

最後、地球に帰るということは、地球の現実を直視するということだと思う。
宇宙にいるひとたちは、完全監視下に置かれていたということ。
楽してたというより、身動きが取れなかったというような意味かな。
びっくりするくらい皆いい人だよね。
そういう人たちなら、地球を再建できるんじゃないかな。

続きが見たいんだけど、パート2って出ないの?


2013年11月21日木曜日

手塚アニメにしては・・・

大友克洋色が強い作品になっている。

メトロポリス

凄く解りにくいくらい入り組んでて、複雑な経緯が話の筋になっている。
中心になるのは「ケンイチ」と「ティマ」。
この「ティマ」・・・漫画の方では名前が違う(笑)
ということは・・・・予測書からのネタを使っているようだ。

めちゃ気になったのは、「ティマ」の最後。
でも、これなら解読できる。
「ケンイチ」は健康一番のこと。
それをティマは失ってしまったんだね。

「ケンイチ」・・・大事にしてたのにな・・・・。
ちょっと違う意味で悲しくなった。
皆、体は大事にしろよ。


2013年11月19日火曜日

映画見たかったのだが

グレムリン 予告

グレムリンの最後のシーンを思い出して欲しい。
おもちゃ屋での攻防の末、夜明けの光を浴びて溶けてしまうよね。

2013年11月17日日曜日

推理オタクは好んで見る3


古畑任三郎 第三部 01
<若旦那の犯罪>

犯人がこのタイトルを付けたとなると、「若旦那」は一切関係無いと見ていいだろう。

本編とは関係ないところで、クマのぬいぐるみを乾燥機にかけているシーンがある。
何故乾燥機の中で回っていたのか・・・。
古畑が推理しているが、実は本当のことは話していない。
ぬいぐるみを取りに来た人も嘘を言っている。
では、実際はどうだったのか・・・だ。

このぬいぐるみ・・・どこかで見たことないだろうか。
そう、あのホテル重役殺人事件の時、タヌキじゃなくてぬいぐるみが落ちていたのだが、その時のものだ。
確かに泥だらけだろうし、汚れていれば洗うというのは自然なことだ。
しかし、ボロボロだった。
洗ってもどこか意味が無いような気がしたのだが、わざわざ第三部冒頭で出すくらいなら何かあると思う。
とすれば、たぶん血が付いていたんだ。
もしかしたら、死体と一緒にトランクに入っていた事件当時のぬいぐるみなんじゃないだろうか。
血が付いていたのなら、そのまま現場に放置しておけば発覚の危険がある。
スタッフでそのぬいぐるみを探した人がいたのだろう。
だからきれいにして返したことにしたのだ。
つまり、殺害現場の撮影に使われた時は、まだ被害者の血が付いていたのである。
それを持って来た人は、雑誌の編集者と繋がりがある人だ。

さて、本編では落語家の話だが、事実はそのとおりではなさそうだ。
「煮干」は推理の中で意味を成さなかったが、似たものが他の回で使われている。
「かつおぶし」だ。
つまり、島倉千代子殺害事件の犯人を指すのだ。

被害者が誰なのか。
ヒントになるのは、メガネとお笑いのネタ、そして2人でやっていた節があること。
このドラマは1999年に制作されているので、それ以前の事件ということになる。
更には、殺害されていることは公表されていないということだ。
そして、第三部の第一話を飾るには相応しい重大事件だと情報提供者は思っている。
もう・・・ある人物の顔が浮かんできましたね。

こんな重大な事件をドラマにするなんて、余程解らないように作り上げていないと出せないだろう。
その自信があったのだ。
だからこそ、こうやって私は見る事ができる。

解らないようにするためには、描いている内容とは別に実際に誰かを罠に嵌めてそちらへ意識を持っていけばいいのだ。
この話では、雅楽役(市川染五郎さん)が罠にかかっている。
何故犯人役を引き受けたのか・・・。
誰がそれを言い出して、強制したのか。
恐らく「煮干」である。
若い燕を欲しがったのだろう。
脅迫もしていると思う。
でなければ、あの役は引き受けない。

さて、この話の元になった事件の被害者だが、被害者のイメージが無かったので初めは思いつかなかった。
しかし、アルコール性肝硬変で亡くなっている。
重症になると、食道静脈瘤の破裂による吐血という症状が出る。
恐らく、それと同じ状態だったので、その病名が付いた。
しかし、吐血なら薬物でも起こり得る。
殺害されたのであれば、家族の中に犯人がいる。
彼は、どこか世離れした遊び人を装っていた。
それは、誰かを守るためにわざと自分でそうしていたのだ。
もちろん、相方のことだが、その相方は奥さんを人質に取られていた。
2人で奥さんを守るために、口を閉じて言いなりになっていたようだ。
しかし、2人いれば片方だけ殺すということはできない。
両方一度に殺した方が、発覚しにくいという犯罪鉄則がある。
つまり、この時2人同時に亡くなっている可能性が窮めて高い。
もちろん相方の奥さんはその前に殺されていたと思う。

私は、不思議だったのだ。
あんなに日本中を沸かせた漫才ブームが、突然跡形も無く消えてしまったことを・・・。
その裏には、芸人さんたちを陥れる罠が張られていたのではないだろうか。
彼が残したネタ帳は、今でも犯人の手に握られている。




古畑任三郎 第三部 02
<その男、多忙につき>

この回は、完全にある人物についての当時の近況を描いている。
ヒントは「由良」の名前。

冒頭での議員の記者会見に関する一連の流れを見ると、撮影では思ったようにやりなさいという助言どおりにやったのに、出来上がったものが酷いものだったので批判が集中したという事態になった経緯が描かれている。
これに当て嵌まる回は一つしかない。
この時点では、別に誰が殺されたということはなかったのだが、撮影時における事件のきっかけとなってしまっている。

前もって知っておいた方がいいのは、「由良」で表される人物がこの回に出演し自ら演技する機会はごく僅かにする予定だったということだ。
だからこそ、最後のホテルのイルミネーションが点灯している間、「由良の部屋」には誰もいなかった(撮影時には本人不在)ということになっていたのだ。
つまり、それを考えた者は、代役を立てるつもりだったと考えられる。

さて、「由良」という人物・・・・見れば解るとおり酷く忙しい。
息つく暇も無いというのはこのことだろう。
ひっきりなしに予定が入って、動き回る。
こんなに忙しくては体を悪くしてしまうのではないかと心配になる。
そして、予想通り倒れてしまうのだ。
しかし、それは忙しかったからではない。

朝6時半、古畑がホテルロビーに入ってくる。
酷くダルそうに歩いている。
設定時間を早朝にしたのは、ダルそうにしていても変じゃないようにしたかったからだろう。
その後、休みたいと言って立ち上がった時によろけている。
もうお解かりだろう。
「由良(ゆら)」の意味が・・・。

たぶん薬だろう。
ということは、指示したのは批判を浴びていた母親殺しの犯人と同一人物ということになる。
しかし、その犯人はこの撮影現場にはいないので、共犯者がいるということになるだろう。
問題は、そのつもりでシナリオができていたことだ。
気になるのが、ドラマの企画を考える場面で由良と秘書の品田が相談している部分がある。
もしかしたら、この回のシナリオはシナリオライターと品田が相談しながら作ったのではないだろうか。
つまり、品田が指示を伝えていると思われる。

撮影は一時中断したが、古畑の回復を待って再開されたようだ。
顔色は良いみたいなので、大事には至らなかったのだろう。
更には、休みが取れたので元気いっぱいである。
しかし、視聴者が心配するかもしれないということで、次の回のオープニングでは風邪を装わせている。
でも、顔色はすこぶるイイ。

まあ、今回は死亡した事件の話ではなかったので良しとしようか・・。
それにしても、俳優というのは凄いなぁといつも思う。
あれだけたくさんの台詞をスラスラと言ってのける。
頭に入ってなければできないことだ。
「古畑」も「由良」も演じるのは大変なことではないかと思う。
やっぱり優秀な役者さんの演技は、安心して見ていられるね。



古畑任三郎 第三部 03
<灰色の村>

この回は、簡単に解読できた。
親方様というのは、宗教団体の教祖。
その教祖は、存在しない。
周りが全部自分らのために動いていたのだ。
だから、最後は教祖一人の責任として罪を逃れている。

恐ろしいのは「雛の誉れ」という酒。
「雛」は子供のこと。
つまり「雛の誉れ」は子供のエキスを意味する。
それを脅迫のネタに東京の警察を脅して、金を送らせる計画だったようだ。

しかし、ある女性がそこにいるだけで、その土地のやり方人間関係が崩れると思った者が女性を潰しにかかったのだろう。
村としては、一致団結していないとお金が手に入らない。
どうしても、多額のお金をせしめるために、村中で嘘をつくという集団行動を起こしたのだ。

最終的に、古畑は首を縦に振る。
そこから日本の地獄が始まっていった。

1999年に何か起きると言っていたのは、このことだったんだね。
でも、今はかなり事情が違う。
あれから14年経った・・・。
いろいろあったけど、心配事はもうほんの僅かだと思う。




古畑任三郎 第三部 04
<アリバイの死角>

この回の初めは、古畑の目と視聴者の目を意識した二重構造で作られている。
びっくりしたのは、子供の泣き声。
どう聞いても、生命に危険が及ぶような声に聞こえた。
子供はそういう声を作って出すことはできない。
大人でもたぶんできないだろう。
しかし、古畑が待合室で待っている間は、その声は聞こえてないのだ。
つまり、後でその声を録って入れたのだ。

この場合、古畑の感覚とは違う感覚で視聴者は見てしまうだろう。
後で見せられる写真も視聴者にしてみれば、もしかしたら映像のものとは違うものなんじゃないかと思い違いをしてしまうと思う。
何故こんな手のかかることをするのかと言えば、前回の脅迫ネタでどんどん進めてしまって周りに言うこと聞かせる体制を作りたかったのだろう。
しかし、やはり古畑の目は恐ろしいのだ。
後で編集して、残虐な部分は視聴者だけが聞くことになった。

ところで、殺人事件をドラマにするのに、あの変装はどうかと思う。
どうでもよかったのか?
宝塚出身じゃないのか?
あの変装は・・・・ヒドイ。
おかげで、殺害経緯とかどうでも良くなってきたじゃないか。
まさか・・・それで古畑が出て来なかったのか?

おまけに話の筋がおかしい・・・。
シナリオライターが書いていないようだ。
女優本人に任せているように見える。
演技も酷いが、古畑を楯に隠れ蓑にしてる。
何故古畑は休暇中に歯医者に行っているのか、もし治療に行っていたならその後に食事に誘ってはならないだろうし、よく噛めとか治療後なら言ってはいけない。

自供ネタは核心から離れている。
それは犯人が安心して演技できるようにだろう。
母親殺害事件の時に、素をそのまま出してしまって失敗して批判が集中したと聞いて、そうならないように必死で平静を装うよう気をつけたのだと思う。
でもかえって棒読みの不自然な演技になってしまったようだ。

犯行の核心は歯医者と助手の関係だ。
その2人の仲はとても良かった。
でも犯人としては「自分は女優だ。なびかないわけがない・・・・。」
そういう自信があったと思う。
しかし、体よく断られたのだろう。
こういう場合、女優としてのプライドが許さないのだ。
その思わせるくらい丁寧にきれいな治療をしてくれた先生だったと思う。
何せ、犯罪者の歯の形は普通の歯の形と違うのだ。
厚みがあって色が黄色い。
それを隠すために必死で治療するので、犯罪者の歯はとてもきれいなのだ。
その代わり、骨格は元のままなので、どんな歯を持っていたかは歯科医なら解る。
つまり、隠しておきたい証拠とその治療手段をどうしても自分側のものにしておきたかったのだろう。
同じケースが他の女性歌手で成功している・・・それも殺意に拍車がかかった。

もし、2人を引き裂くために助手の女性を呼び出して「先生は私と付き合っているの。あなたは用済み。」なんて言ったとしたら、彼女はショックだろう。
それが先生の方に伝わらないわけがない。
反対に悪く言われてしまって、恨むようになるのは必然だ。

2人とも殺されている可能性が強いが、凶器は毒菓子だろう。
治療のお礼というのは、この場合酷く自然なことだ。
それぞれ自分の部屋で死んでいるとしたら、発覚していない場合、お金も取られている可能性が高い。
はっきり言って、情愛とか嫉妬とかの言葉は似合わない内情だと思う。

私は、映像を見て見つけた僅かな証拠を元にしているので、推理できるのはここまで。
しかし、カフェの店長のように、犯人の事情を知っている者がいるようだ。

最後に言っておきたいのは、こんな馬鹿げた理由で、腕のいい歯医者が激減してしまったような気がするのだ。
私も偽歯科医に酷い目に遭わされた者の一人だ。
優秀な歯科医を探すことができない。
恐らく、取られているからだ。
歯は大事だ。
周囲が目を光らせて、優秀な歯医者を取り返さなければいけないだろう。




古畑任三郎 第三部 05
<再会>

この回で一番怪しいのは、妻の香織だ。
友達に編集者がいる。
つまり、今回の話は香織役の人が作り上げていると思う。
本物の犯人は、必ず配役や役柄が容疑者から外されるように作られる。
実話が入っているなら、そこを中心にヒントが隠されているだろう。

まず、ファックスで呼び出したという話だが、元々呼び出す理由が無い。
これは、この回のドラマを作り始める時の言いだしっぺが香織だからである。
人間関係をみると、香織が周りを振り回しているように見える。
大体、目の前で不倫をしている妻を見たら、普通誰でも黙ってはいないだろう。
夫自ら不倫してないにも関わらず黙っているとしたら、妻から脅迫を受けているということになる。
普通にこのシチュエーションは有り得ないデタラメなのだ。

では、何が元の話なのか。
古畑と安斎の関係はギクシャクしている。
犯罪者はよくターゲットを陥れるために、仲のいい人と仲違いをさせるよう仕向けることがある。
わざわざ古畑を呼び出しているので、犯人がそれを考えた可能性が高い。
それと同じように、斉藤と安斎もギクシャクしている。
もちろん奥さんと不倫しているからだが・・・。
今回の犯人は、こんな風にどっちにもいい顔をしながら、双方を対立させようとするのが得意なようだ。

そして、不倫現場などそんなに長く映さなくてもいいのに、無駄と思えるほど長く映している。
恐らく、本人の指示だろう。
この話で一番いい思いをしたのは香織だけだ。
彼女は何を根拠にこの話を持って来たのか。

現場は、安斎のセカンドハウスだろうか。
そうなると、小説家という線は消える。
どう見ても、重役か医者くらいの職業だ。
その関係の知り合いで、その家の家族を殺しているのではないだろうか。
それも細川茂樹の周辺の話になると思う。
その理由は、斉藤がどうなる運命だったかにある。

津川雅彦が初めから涙目になっているので、実際の現場で何か起こっていると思われた。
最終的に誰かを殺そうと銃を手にしている。
立場として考えられるのは、妻の不倫相手を殺すのが筋だろう。
本当に殺せとの指示が出ていたようだ。
結局は古畑が止めた形になったが、シナリオができていたということは罠に嵌めるつもりだったということだろうか。
何が目的か考えてみると、古畑と安斎の間の諍いが元で、古畑が恩を売る形を作ったと言えよう。
その手回しをしたのが香織だったというわけだ。

そのままいけば、斉藤は殺される。
そんなシナリオにしなければならなかったのは、古畑と香織にも関係があったということしか考えられない。
香織は斉藤を殺したかったのだ。
もちろん現実でなびかなかったからだ。
それは、彼の周辺で起こった殺害事件は、ちょっと前に香織が斉藤と一緒にいる女性を目撃し、その2人が酷く仲が良かったから壊そうと思ったのが原因だ。
しかし、行方不明になった相手を探すばかりで、香織をものともしなかったので、殺害の発覚を恐れて殺そうと計画したのだろう。
恐らく、一家を殺害している。
ドラマに編集者というキーワードが出てきているので、ホテル重役殺害事件の犯人に手伝ってもらったと思われる。

いったい古畑はどうしてしまったのだろうか。
倒れた時以来、釈然としない話ばかりになっている。
ヒーローを演じていたはずが、この時期からヒーローではなくなっていった。
まるで別のヒーローが現れて人気をさらっていったから、アンチヒーローになってしまったようだ。
初めは、罪を犯した犯罪者を理詰めで説得し、完全犯罪は無いという信念の元に必ず犯人を捕まえてきた。
それが「ニューヨークの出来事」で崩れ、「灰の村」「再会」では捕まえずに逃がしてしまっている。
もしかしたら、このままこのドラマは変わっていってしまうのだろうか。

実際、あらすじだけ読んでも、もう前の推理ドラマではなくなっていることが解った。
ネタが脅迫先から送られてきているようだ。
それはもう古畑のドラマではないのだから、実話としての重大事件はそんなに入ってないだろう。
残念だけど仕方が無いね。
これで終わりにする。


基本、この「古畑任三郎」も明治時代に書かれた「犯罪トリック推理ノート」があって、それを使ったようだ。


2013年11月16日土曜日

久々ジブリ

「ゲド戦記」

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ゆっくり見てね。


2013年11月14日木曜日

推理オタクは好んで見る2


古畑任三郎 第二部 1
<しゃべりすぎた男>

このドラマの制作方法は、実際の犯人から事情を聞いたり、問い掛けに答えさせたりして、当時の発言や行動を取り混ぜて、その上に人間関係や犯人像が分からないよう作っている。
だから、逆に実際に関わった人物は必ず出てくるし、犯人の発言や行動も入っている。
それを分からなくしているわけなので、すべて逆に見ていけば真相に近づけるのは当然なのだ。

この話では、弁護士が犯人だが、実際は弁護士の恋人が殺されて弁護士自身が容疑者となっていたはずだ。
それを現場検証の時に最初に見つけたのが、同級生だった警察官だろう。
犯人は別にいる。
この事件を第二部の頭に持って来たのは、シナリオ的に上手く作り上げることができたと自信があったからだろう。
ということは、生存している関係者がこのドラマを見ても解らないかあるいはテレビを見ない人だと思っているからだと思う。
テレビを見ない人というのは、テレビを見る暇のない人という意味だ。

しかし、この事件解明の現場には、女性の姿が無いにも関わらず、女性の存在をひしひしと感じる。
事件現場へ車で向かう場面の会話には、おばさん臭いものが入り込んでいる。
どうして道を間違え、家に寄れと言ったのか。
過去の事件で、同じように都合の悪い人物を家に呼んで、そこで殺すという話があった。
だから、家で警察官殺害を目論んだ痕跡があると思う。
つまり、事件現場に向かう車には警察官と誰か女性が乗っていたわけだ。
その女性とは・・・。

一番可能性が高いのは、弁護士の母親だ。
弁護士の恋人を殺したのも母親だろう。
有能な人物が愛した女性は、殺されていく・・・。
今ならそう推測もできるが、当時は真相というものを知るチャンスは無かったと思う。
では、何故2人で車に乗って行かなければならなかったか。
恐らく、現場検証のために現地へ向かうのに、母親がくっついてきたのだろう。
これまでもそうだったのだが、計画殺人というのは完全犯罪を目指しているので、穴があってはならない。
犯罪者心理として現場に何か残してないかどうか酷く気になるのだろう。

その場面で「ネコ」が出てくる。
ネコが嫌いな者がいるが、犯罪者は動物が嫌いである。
犯行現場にいたのなら、見られたという感覚があるはずだ。
ましてや被害者が飼っていたネコだ。
きっと居心地が悪かったに違いない。
後で「こちらで飼うことになった」という台詞がはいってくる。
彼女が飼っていたネコを同級生の警察官が飼うことにしたのだと思う。

裁判の内容だが、弁護士自身が捕まっているので、誰が弁護しているのだろうか。
更には、被告人の供述が途中で変わってしまっている。
やったからやってないになっている。
実際はやってないからやったに変わっていたはずだ。
それは途中で面会時に脅迫を受けているからだ。
つまり、面会に来たのは母親で、誰かを殺すと脅して供述内容を変えさせたのだと思われる。
たぶんこの時点では裁判にはなっていない。
裁判になったのは、その後の犯人と古畑の対決シーンだと思う。
つまり、その間に母親を訴える者が出てきたということだ。
それは、初めの事件ではなく二次的事件に発展したためではないだろうか。

怪しいのは面会時に供述内容を変えさせた時。
誰を殺すと言ったかは、推測だが友人の警察官を殺すと脅したと見ていいと思う。
まさかと思うが、それを実行した可能性が大きい。
それは裁判となった時点で、訴えた者が出てきているからだ。
しかし、訴えたのは個人ではない。
裁判というのは、簡単に行われない。
恐らく、警察か国が裁判を起こした事件があったのではないかと思う。
つまり、友人の警察官を殺すためにその周りを巻き込んだ可能性は高いということだ。

しかし、犯人は捕まっていない。
テレビで使われているなら、この話は発覚していないということになる。
もし、二次的事件に発展したのなら、共犯者が大勢いたと思っていい。
そうなると、裁判に関係した者すべてに危険が及ぶ。
まさか・・・三次的事件に発展したのか・・・。

私は、このドラマに入っている情報とプロファイリング(犯罪者の心理行動パターン)で推理している。
事実と一致しているかどうかは、警察に裁判の記録が残されていれば確認できるかもしれない。


この後に入っている「今泉」のエピソード。
あれだけ助けてもらっておいて、ああいうことをするか・・・という内容だったね。
隣にいたのは女性であることは解るよね。
今泉は古畑を極限まで尊敬していることは確実である。
だが、それを表に出させない環境にある。
それは隣の人物。
もう解るよね。
皆こんな感じで、好きな人を遠ざけるよう動いていたと思うよ。
それも徹底的に嫌われるように・・・。
だけど、環境が変わればそれもやらなくて済むね。
環境が変わるといいね、今泉。


<笑わない女>

この回では、事実がほとんど出てきていない。
表面で起きたことだけだ。
ヒントは安部先生の手紙。
学校を去ろうとしていたというのは本当だろう。
しかし、学校を去った時、それまで守ってきた生徒たちを裏切ることになる。
この事件の核心は、それでも去らなければならなかった理由だ。

同じ事件が外国の古い有名校で起こったことを前に話したことがあるね。
それは日本でも起きていたということだ。
まるで「バトルロワイヤル」が学校内で起こっているという事態だよ。
そしてそれは学校だけじゃなかった。
戒律とは言わないが、会社でも厳しく細かい指示が配られて遵守するよう言い渡される。
確かに悪いことは一切書いてない。
納得できるものばかりだが、納得できないのはそのとおり行われてはいないことを隠していることだ。
生徒たちは表面を守らされる。
そうなると、影でやりたくなるのだ。
そこを捕まえることが目的だということを知っていた方がいい。
つまり、生徒潰しだ。
優秀な生徒ほど狙われる。
下手をすれば、生徒と先生がグルになってターゲットを潰しにかかる。

ドラマだから宇佐美先生はどこか清純で厳格なイメージで描かれていると思うだろう。
しかし、いるのだ。
実際に、まるでそうは見えない人が・・・。
表と裏のある人というのは、裏は表の真逆を行っている。
つまり、清純そうに見えた人が、自宅の部屋に帰ると、死体を山のように積み上げているような事態があるのだ。
犯罪者はその部分を隠そうとする。
だから、厳格さを表で発揮して、人に知られないようにする。

カトリック系の学校で、この事件が起こっているが発覚していないのだろう。
このドラマが作られるちょっと前だ。



古畑任三郎 第二部 2
<ゲームの達人>

しかし、この小説家・・・どうも物書きらしくない言動をする。
恐らく、この話はほとんど作り話だろう。
この話は、医者夫婦を殺害した家政婦の話だ。
一番怪しいのはどう見ても家政婦だろう。
家政婦だけが容疑者から外されているからだ。
たぶん、テレビでこの話の情報を伝えた者が家政婦だったからだと思う。

初めに床に臥した女性の診察をしている場面があるが、実はこの2人は夫婦で、家政婦の料理の中に毒が仕込んであったので奥さんの具合が悪くなっていたのだ。
つまり、花見は医者でおまけに小説も書くマルチな人なのである。
それが古畑との会話で明らかになっているよね。
死因は、どちらも料理に仕込んだ毒だ。

実は夕食の後にこういう台詞を奥さんが言っている。
「最近様子が変なの。もしかしたら私たちのこと・・・。」
ドラマでは旦那さんに対して言っているのだが、本当は家政婦に対しての台詞だったのではないだろうか。
つまり、家政婦が2人のことを殺そうとしているように奥さんが感じていたわけである。
だからこそ、それを耳にした家政婦が事を急いだとも言えるだろう。

大邸宅だから、有名な医者だったと思う。
趣味が多彩で、いろんな珍しいものが置かれていたようだ。
そういう人なら行方不明になれば、誰か不審に思って探したりしたのではないだろうか。
自宅を捜索すれば、何があったかはすぐに解ったはずだが・・・。
捜索されていないとすれば、やはり圧力を掛けた者がいたということだ。
医学界では動かなかったのか、動けなかったのか。
動けなかったとすれば、恐らく虚偽誘拐をほのめかして脅迫していたと思われる。



古畑任三郎 第二部 3
<赤か、青か>

これは、有能な大学院生の話。
元になっている話は、2つあるようだ。
1つは、東大大学院の研究室で開発されたものの研究を止めようとした事件。
時期的にパーソナルコンピューターあたりではないかと思われる。
だから線を切るだのなんだの話になってくる。
それは普及させれば、世界中とコンタクトできる画期的なものだ。
その中心となった大学院生が女性を人質に脅迫を受けていたようだ。
だが、対応の様子からそう簡単に脅迫は通じなかったんじゃないかな。

2つ目は、「1989年に起こったコロンバス・アヴェニューでのテロ事件」。
これは台詞の中に入っていたもので、実際には何も起きていない。
それもそのはず・・・これは計画、あるいは予定だったのだ。
何故か「911テロ事件」に関係するものが、この第二部の最後の回にも出てくる。
爆破装置は、アメリカで爆弾を作れる者が買収されて大量に作る契約をしている。
つまり、この時既に「911爆破テロ事件」は計画されていたのだ。

そのヒントになったのが、今泉が閉じ込められた太陽のマークがある観覧車。
そこに爆破装置をセットして脅迫電話がかけられているね。
太陽のマークは「日本」のことだ。
だから、この時日本は脅迫のネタにされていたことになる。
確かにこのドラマ制作の前の年に、地下鉄サリン事件が勃発している。
それは世界中に報道され、テロという言葉がテレビを賑わしただろう。
では、誰を脅迫していたのか・・・だ。
その後、身動き取れなくなったのはアメリカではなかっただろうか。
だからこそ「911爆破テロ」は成功し、被害を拡大させてしまっている。
このことを日本は知るべきだ。
結局、「オウム真理教」は、「911爆破テロ組織」と繋がっている。

「赤か、青か」のタイトルは、そのことを示したものだ。
つまり、日本をやるか、アメリカをやるか・・ということだ。
シナリオ制作の時点で、番組関係者はこのことを知っていたと思われる。



古畑任三郎 第二部 4
<偽善の報酬>

このタイトルは、犯人しか付けないだろうと思う。
殺された人を悪く描くのは、犯罪者心理であるからだ。
全体的にこの話には嘘がねじ込んであって、それが成功しているので、犯人は酷く上機嫌である。
それは凶器に関して、いいアイディアが出たからだろう。
つまり、実際に使われた凶器は別にあるのだ。
初めはその実際に使われていた凶器で撮影が進んでいたはずだ。
しかし、途中でそのまま出すのはマズイという意識が湧いてきたのだろう。
急遽、凶器を小銭に変えたのだ。
そのことは暖炉のシーンで解ると思う。
実際に使われた凶器は「棍棒」だろう。
木製であれば、暖炉で燃えてしまって炭になるので発覚しにくいのだ。
凶器で頭を殴った場合、死亡させるためには頭蓋骨陥没まで衝撃を与えなければならない。
小銭では無理なのだ。
何故なら、小銭だと衝撃で力が分散してしまう。
振り上げることができる量では、衝撃も軽いもので終わるだろう。
もし、小銭で死亡させたければ、人間大の量を固く絞った袋に入れて、高いところから落とすくらいなら可能かもしれない。

しかし、だいぶ前から凶器とも成り得る「棍棒」は販売されていない。
もちろんそれを使う人がいるかもしれないからだろう。
それを所持できたのは・・・・テレビ局だけではないだろうか。
つまり、犯人はテレビ関係者である。
そのような職業の犯人設定にもなっている。
結局、犯人の行動としてはほとんど事実と一致すると思う。
凶器だけを入れ替えたと見ていいだろう。

そして、殺された「妹」だが、「あなたこの世界じゃ笑いものよ。」という妹の台詞があるので、犯人と同業者である。
どっちも芸能界に所属していて、姉の方は若い俳優を燕として傍に置いているようだ。
殺された女性は、犯人に小間使いのように働かされていたらしいが・・・。
それが誰なのか・・・・・燕なら知っているだろう。

ネットに暴露されてた。
妹は「島倉千代子」さんだったって。


次の今泉のコーナーでは、食べられる凶器を紹介。
疑問に思ったのが「液体酸素」。
本当に部屋に液体酸素を放置しておくと、たばこの火で大爆発起こるの?
酸素は燃えるのに必要なものだけど、酸素が燃えるわけじゃないんだよ?
調べてみると、「液体酸素爆薬」というのがある。
その性質からこれを使っての同時多発テロは行えないようだ。
こんな風にいろんな方法を研究して、テロ計画を進めていた節がある。
最後に出てきたのは・・・・虫?・・・毒虫?
見えなかったんだけど・・・。



<VSクイズ王>

この回で、犯行のヒントになったのは「ゲーム」です。
古畑と一緒にやった同じ動きをするというゲーム。
最後にクイズ王は水を吐き出してしまう。
これは毒殺を意味する。
死因は青酸カリ。
楽屋から出ていく人が皆口にハンカチを当てていたのは、異臭がしたからだ。
犯人が薬を使うのは、雑多な人の中で物音を立てたくないからで、そして犯行は女性である可能性が高い。

この話も有能な知識人を殺した話だ。
たぶん大学などで天才と言われていたような人。
テレビ局に行ったっきり帰って来なかった頭のいい友人に心当たりは無いだろうか。

実力の無い者は実力のある者には勝てない。
不正を働いて、いくら仲間に調べさせても調べた内容がクイズに出なければ答えることはできないですね。
「とっちゃん坊や」というあだ名まで付けて卑下しても、落とすことはできなかった。
「もしもし、おまわりさん」というのは、表でコントの打ち合わせをしていた芸人さんが警察に連絡したということだ。
でも、部屋には入れなかった。
青酸カリですからね。
異臭だけでも吸い込んだら死んでしまう。
だから、死因が特定できず、飲み物に混入していたのか、配られた弁当に混入していたのか、当時はその噂でいろんな話が出ていたのだろう。
実際には殺害用に作られた飲み物でなければ、青酸カリは使えない。
でも蓋を開けた時に気づく時もある。
しかし、その時は一気に飲んでしまっているのだ。
恐らく、わざと負けるよう誰か言ってきたに違いなく、その後腹立ち紛れに勢いよく飲んでしまったようだ。
言ってきたのは2名の女性だろう。
その2人が犯人だ。

もしかしたら、テレビ局の弁当がマズイというのは意味があることなのではないだろうか。
つまり、食べた後倒れたりした場合、食中毒という理由で処理できるからだ。



古畑任三郎 第二部 5
<動機の鑑定>

この中に「慶長の壺」というのが出てくる。
この名前も犯人が付けた可能性が高い。
「慶長」は「慶弔」のこと。
つまり、喜ぶべきことと、死などの悲しむべきこと、またはお祝い事と不幸の意味。
この言葉を選んだのは、近親者の不幸と高価な壺が手にはったということだろう。
近親者というのは、夫婦のことで陶芸家の家に来た2人の間柄。
つまり、陶芸家の他にもう1人(夫)死んでいるのだ。
残ったのは1人(妻)で、それが犯人になる。

その陶芸家は名人の域に達した国宝級の人物。
しかし、自分の作品を売りたがらないので、困窮していたらしい。
その魅力に魅せられた男性が、見せてもらいにきていたのだ。
そこにくっついてきた妻が、良からぬ考えを持ってしまい犯行に及んでいる。
2人一度に殺さなければならない理由があったので、薬を使ったのだろう。
2人が陶芸談義に花を咲かせている隙に、お茶に薬を混ぜたのだ。
仲のいい2人を1人ずつ殺すのでは、犯行が発覚する可能性が高い。
更には、その陶芸作品を独り占めにして、売り捌こうという考えもあった。
だから使った薬は「砒素」だろう。
砒素なら、その場にいても被害者に触らなければ危険は無い。

後で「蹲(うずくまる)」という壺が出てくる。
でも、これは壺のことではない。
砒素を使った時に、蹲って倒れたので、その言葉が出てきただけだ。
それをわざわざ解らないように壺の名前にしたのだ。

蹲の壺 01

↑これはネット上にあった画像だが、恐らくこのような感じだったのだと思う。

そして・・・ネット上に犯人を見つけた。



次の今泉のコーナーは・・・・。
ん・・・・・面白かった・・・・・かな。
仏像壊されて可哀想って思ってたけど・・・・・・。
・・・ローン組んだみたいだし・・・・・いいか・・。
じゃ、次いこうかな。


<魔術師の選択>

この話が、実際に現場で起きたことであることを確認して欲しい。
その場合、どう見ても誰かが毒を仕込んだように見える。
・・・・が、毒は検出されないはずだ。
このトリックはアメリカで実証済みとも言っている。
ということは・・・完全に誰かを嵌めるために計画されたものである。
嵌められたのは「南大門」。
どう足掻いても犯人だなと思わせてくれる。
しかし、このトリックは出演者にも真相を隠すことで、ストーリーは進んでいくのだ。

この回をやり遂げることで、一番得をしたのは誰だろう。
現場で演出担当でもないのに、指示を飛ばしていたのは?
それが犯人だ。
またその人は真相を知っている人の一人でもある。
被害者をよく観察してみると解るのだが、ジュースを飲んでしばらくしてから、倒れている。
それは、劇薬の症状ではない。

前に私が言ったことがこれで証明されてしまったようだ。
南大門が実際に入れた粉薬は、恐らく市販の風邪薬か何かだろう。
だから、誰が飲んでも倒れるということは無かったのだ。
それなのに、倒れてしまったのは何故か。
口から血を吐いているので、内臓が破れていると思われる。
かなりもがいたように見えたが、胃の中で何かが起こっていると考えられる。
実行したのは、ジュースのがぶ飲みだけだ。
それで起こることは一つだけ。
胃の中で水蒸気爆発が起こったのだと思う。
つまり、彼は硫黄生体の持ち主だったということだ。

南大門のシーンを見れば解ると思うが、酷く涙もろい人だ。
初めから目頭が光っている。
内情は解らないが、撮影はいい状態ではなかったのだろう。
更には、ドラマでなく半分ノンフィクション化してしまっている。
まさにその時点にならなければ、実際にどうなるのか知らない人の方が多かったのだ。

何故犯人は、今回の犯行を思い付いたのか。
恐らく、犯人を怒らせることを2人の男性が言ったのではないだろうか。
これは本人に聞かないと分からないが・・・・。



古畑任三郎 第二部 6
<間違えられた男>

このドラマ全般で重要なのは、常に優秀な人が被害者になっていること。
何とか証拠を挙げて、犯人を見つけたいと思う。

今回のキーワードはいくつかある。
被害者は一人である。
犯人は「雑誌の編集者」であること。
それはこのドラマの制作された年に創刊されたものを当たると近いだろう。
マンガ雑誌ではないかと思う。
そして、初めのシーンはセカンドハウスのようなところで起こっている。
つまり、それだけ裕福な環境にあった人が被害者だ。
それを狙ってきた女性がいたようだ。
だが、男2人(恐らく親子)で暮らしていて、女を寄せ付けない雰囲気があったのだろう。
簡単に断られているようだ。
つまり、セカンドハウスで言い争いをしていたのは被害者と女性だと思う。

その後、家に帰ろうとしたのだろう。
途中でタヌキが出ただの嘘を言って、その場で殺している。
山道なので、それに咄嗟に思いついて殺そうとしているので、凶器を用意していない。
だから、本人だけ車外に出させて、車で轢いたのだと思われる。
その死体は、今でも彼女の車のトランクにあるはずだ。
死体というのものは、おいそれと捨てられないのである。

被害者がどんな人だったのか。
それがその後の犯人の紆余曲折行動に隠されている。
まず、拾った財布を届けるような人であること。
友人がたくさんいる人であること。
ボーリングが上手な人であったこと。
そして、ホテル関係者であること。
それも大きなホテルの・・・恐らく重役クラスの人物であった可能性が高い。
もし、ホテル役員の消息が不明になっている、あるいは死亡したと聞いたが葬儀が行われていない・・つまり、死体が見つかっていない場合だが、心当たりがあれば探して欲しい。

この回の話は、実際に起こった事件の情報と、他に犯人がどういう人かも描かれている。
つまり、この話は犯人が緊急事態にどう対処してきたかを犯人自身がネタとして提供しているのだと思う。
家にあがり込んだ際、急に訪問者が現れた時は、その家の者に成り切る。
職場では、その会社の者に成りすますため制服を着用して、無理にでも仕事を奪ってやっているふりをするなど・・・。
どうもこの人は、入り込むのが得意な人なのかもしれない。
となると、雑誌の編集者というのも、ただ入り込んで居座っているだけかもしれない。



次の今泉のコーナーだが・・・今泉、お手柄(^^)
証拠が出てるよ。
見てたら、なんだかナヨナヨした今泉だなぁ~~っと。
たぶんある男性と女性の会話を抜粋して台本にしているね。
そこで犯人(女性)が自供しているの、解る?

「あとさぁ、親父とお風呂に入った時、溺れたふりしなかった?」
「なんか懐かしいなぁ~」
「俺、今でもよくやるよ。」
「お風呂で死んだふり?」
「うん。」
「誰に見せんですか。」
「自分自身にかな。」

謎なのは、「自分自身に見せる死んだふり」。
将棋の名人戦での事件で、お風呂で人を殺す方法というのがあることを指摘したけど、この犯人も同じ手を使う人らしい。
更には、死んだ人に成り代わって、その人としてそこに住むようだ。
だから、死体を見つめているのは、死んだ人と同じ名前を使っている人ということになる。
つまり、この台詞を言った女性は、その名前の人を殺した殺人犯である。



<ニューヨークでの出来事>

バスでの会話を聞いて、私は酷く驚いた。
完全犯罪という自信の表れだろうか。
まあ、証拠になることをペラペラとしゃべっていますね。
これは第一部第一話の続きだ。

事件話の中の登場人物にドラッグストアに務めている友達というのが出てくる。
それは、毒薬を持って来た者という意味だろう。
本の裏表紙に載ってるポートレート・・・・と言えば、著者近影の写真のことだ。
その人物は「小石川ちなみ」を殺害した犯人のことだ。

どうやら「小石川ちなみ」は結婚していたらしい。
ということは、旦那さんは彼女が消えてしまって心配しただろうと想像できる。
そうなると、犯人は足がつかないように、次の犯罪を計画し始めるのだ。
そして彼女の旦那も殺したということだろう。
使用した薬物は「オキサミン」。
恐らく、置いていったという意味だ。
だから飲み物でない可能性がある。
確かに最後に口にしたのが和菓子だったと言っている。
そうなると、彼女の旦那を殺したのは漫画の担当者ということだ。

この話では友人の話として話しているが、どう見ても本人のことのように見える。
そして、その表情だ。
小説の内容を話す時の顔が、恨みさえ感じるような眼つきになっている。
恐らく、小説というのは小石川ちなみの漫画のことで、それは自分と旦那さんの恋の経緯を描いたものだったのではないだろうか。
つまり、夫婦は凄く仲が良く、人が羨むような家庭を築いていたと思われる。
その妻が行方不明になったのなら、当然夫は探し始めるだろう。
それを止めるために、他の男と逃げたのだと担当者が言いに行ったのだ。
だが、そんなこと信じるわけもなく、指示通りにもう1つのことを伝えたようだ。
「あの・・・・ある女優さんを紹介します。凄くきれいな女優さんですよ。」
しかし、体よくあっさり断られたのだ。
それを聞いたその女優に殺意が芽生えたのは言うまでもない。

話し終わった後の顔が嬉しそうなのは、上手くいったと思っているからだ。
つまり、全く事実とは違う情報を伝えているのだろう。
裁判の話では、話している本人が完全に関わっていることが確認できる。
和菓子を半分にして食べたなどというのは、一緒に食べて来いと本人がその担当者に指示したということだ。
それはできないだろう。
担当者は自分の身の安全を優先させると思う。
そのことで言い争いをしたようだ。

話の途中で「感じの良さそうなおばさん」の話が出てくる。
その人は着物を着ていたらしいのだが・・・漫画家殺人事件と同じくここには将棋名人殺人事件の犯人が出てきている。
着物を着ていたというキーワードで一致するのだが、もしかすると、テレビ局でこのドラマネタを提供する時に集まった者はすべて繋がっているのではないだろうか。
その中で着物のおばさんが毒入りの和菓子を手渡す役目を持っていると思っていいだろう。

そして更には、印税がどうのという話まで出している。
つまり、「小石川ちなみ」に成り代わった担当者が多大なお金を手にしたのを知って、殺害事件の詳細を知っている女優が金を渡せと強請っていたことになる。

残念なのは、この時初めて古畑は犯人を取り逃がしているのだ。
無罪とかなんとか、犯人が言った言葉なんか信じるなよ。
古畑!取り押さえろ!

ちなみにラスト背景に911以前のワールドトレードセンターが映っている。
それで気づいたのだが、島倉千代子殺害事件の犯人も言っていたが、外国へ旅行に行くと・・・。
この時期一斉に日本からアメリカに飛んだ人たちはいなかっただろうか。
もし、飛んだのなら、いったいそこで何の集会が行われたのか・・・。
ドラマで言うくらいなら、重大な集会だったのではないかと思われる。



「古畑任三郎 スペシャル」
<しばしのお別れ (20分だけ)>

この最後に、犯人がドリンク剤を一気飲みするシーンがある。
恐らく、マジシャン殺人事件を意識しての行動でしょう。
しかし、むしろトリックを思わせる映像なので、逆効果だったのではないだろうか。
つまり、この回の犯人は本人だと断定できるということだ。

この「しばしの別れ」というタイトルも、海外への旅行を意識している。
もしかしたら犯人自身が強制的に指示してストーリーを作っているのかもしれない。
だとすれば、隠そう隠そうとしたがために、スペシャルだというのに質がた落ちの酷い展開になっている。
途中で古畑とも険悪な状態になるし、目障りな者をやり込めようという腹が見え見えである。
不思議なことに、ドラマでは見られない素のままが映像に残っている。

殺された二葉鳳水が誰のことかと言えば、話の展開から母親であることは明白だ。
映像と同じ方法で母親を殺している。
母親との確執で独立していた娘は、「花と戯れる」ことがしたかったと言う。
つまり、遊び回りたかったのだろう。
確かにドラマ作りも遊びの域を出ない。
酷いものだ。
終いには、古畑を怒らせて一時的に撮影中止になっている。
そのカメラが回っていない間に、犯人は何をしたのだろうか。
撮影が再開されても、事態はいっこうに改善されなかったが・・・。
脅迫か?

酷く気になったのが、録画映像の画質が酷く、本人が慌てて消すような事態が起こっている。
それはネックレスの他に理由があるように思えて仕方が無い。
ストーリーが編集されているとすれば、確実にテレビ録画に映っているのは本人ではないのだ。
つまり、元々顔と体は別人で、2人で1人のキャラクターを作っていたと思われる。
テレビや映画ではよくあることだが、映像の中だけにしか存在しない人がたくさんいる。
だから、この話でもその顔の人は踊りを踊れないが、踊れる人に顔を付けて踊れるように見せているのだ。

その前の「ニューヨークでの出来事」の時も、モデルか何かを使ってキャラを作っているように見えた。
部分的にあまりにきれい過ぎるシーンが入ると、その人が偽者だと疑いを持つのが普通だろう。
半分以上演技をしていないのに、女優などと言って欲しくないというのが本音だ。
結局、本当に演技ができたのは、事実の部分だけだ。
つまり、犯人として反応する部分だけが、映像として使えるほど真に迫った表情だったのだ。

さて、さすがに殺人犯だと思う。
周囲も言うことを聞かざるを得ない状態であったと映像に出ている。
テレビや映画業界が良くならない原因でもある。
何とかならないものかと思うのだが・・・。

この番組の評判が良いのは、有名人が多数ゲストで出ているからというイメージがあったのかもしれない。
有名人であれば、自分も出ないと・・・と思って立候補した人は何人かいただろう。
でも、殺人犯役だ。
実際は、頼まれないとやらないよね。


2013年11月13日水曜日

新作アニメ

ゲームの世界を描いたものだ。
悪役が主役になってる。

シュガー・ラッシュ

悪役でも映画なら俳優がやるよね。
名優が悪役する時もある。
ん・・・・このアニメだと、イメージを決め付けて欲しくないって思いがあるのかも。


2013年11月10日日曜日

推理オタクは好んで見る

ちょっと古いけど・・・。

古畑任三郎 第一部 01


懐かしいね。
覚えてるよ、この話。
推理ものって好きだから、結構必死で見てたよ。

でも、今見るとなんだか実話じゃないかって思う部分がある。
古畑任三郎が言ってたよね、「頭の中だけでそれだけ想像するのは普通できない」って。
だから、実体験でないとそういう展開を考えるのは不可能だって思うとこがある。
それは、原稿用紙をぐしゃぐしゃに掴んでいたところ。
話の筋として、原稿用紙をぐしゃぐしゃにする必要はないのよ。
何も書かずにペンを握って傍に紙があればいいんだから。

つまり、将来を有望視された新人漫画家が原稿用紙をぐしゃぐしゃにして死んでいた事件があったんだよ。
犯人はもちろん担当者だ。
死因は薬だね。
もがき苦しんで原稿用紙をぐしゃぐしゃにして死んでしまったんだ。

私は漫画が好きだったから、そんな死に方をした漫画家たちのために書いておこうと思う。
この話の元になった事件では、殺されたのは新人女性漫画家ペンネーム「小石川ちなみ」本人だ。
こういう番組で活躍中の漫画家の作品自体を使うことはまず有り得ない。
つまり、死んでいることを知っていたから使ったのだ。
単行本の見返しに著者近影として載せてある写真は恐らく担当者の写真だろう。
その時犯人はすぐに逃げてしまったので捕まっていない。
でも、テレビでこの話を出しているのなら、この時点でテレビ局にいたんだと思う。
そして、被害者となった新人漫画家は物凄くたくさんいるのではないかということを疑って欲しい。



古畑任三郎 第一部 02

これも実話が入っている。
この話では、犯人は歌舞伎役者だが、実際は違うようだ。
大体舞台に上がる前に人を殺すなんて不可能でしょう。
テレビなら撮り直しや映像加工なんていうことができるけど、舞台は本番一度きりだからね。
余計なことは考えていられないと思う。

最後に犯人が言う台詞。
「今度やる役は人を殺した後、部屋で茶漬けを食べるんです。どういう気持ちなんだろうって・・。」
これはつまり、実際に人を殺さないと仕事上その役になり切れないという状況だ。
こんなことを言うのは、テレビや映画関係者以外にはいないだろう。
だから、この話はテレビの楽屋で、出演者を殺して成り代わった男の話なのだ。
それもあまり機械操作を知らない未経験者が死体を運ぶ時に証拠を残していたことで、殺しが発覚している。
でも、テレビで扱うということは、局内でもみ消された事件だと言っていいと思う。



古畑任三郎 第一部 03

この回は、有能なフランス料理人が妻と共に殺された事件が元になっている。
犯人は、神経科の先生ではなく、夫婦の共通した友人・・・つまり、相談相手だ。

その日は、被害者(フランス料理人)の誕生日だった。
友人を招いてバースディパーティーを開くことになっていた。
しかし2人でパーティーをするのに、東急ハンズでそんなにたくさん飾り付けの買い物をするだろうか。
だから、パーティーに呼ばれた複数の友人がいたはずだ。
その友人がこぞって共犯者であることは言うまでも無い。
証拠は、ストッキング・・・。
あれを被って女たちを驚かせようという話でなければ、単独でストッキングを被ることは有り得ない。
だから男女それぞれ数名ずついたと思われる。

恐らく、くじ引きか何かで本人が被ることに決まったのだ。
そして、驚かせに行って殺害されている。
問題は、その時奥さんがいないことである。
奥さんは、彼が東急ハンズに買い物に行っている間に殺されていると思う。
別の部屋に死体を置いて、彼には具合が悪いから休んでるようなことを言ったのだろう。
彼は友人のために一生懸命料理を作り、一段落ついた時に、騒ぐ男たちの提案でストッキングを被ることになったのだ。

古畑任三郎が料理を作ってあげたシーンでは、犯人は全く料理に手をつけていない。
これは、この犯人たちが食べるものが普通の料理ではないことを示している。
それは、有能なフランス料理人夫婦を殺す動機になるのだが、解るだろうか。

そう・・・犯人たちは2人を食べるために殺したのだ。
そして、その話は隠蔽され、テレビに使われたのである。



古畑任三郎 第一部 04

この話も実際に起きた事件をベースにしている。
人質事件や爆破脅迫事件で犯人から連絡があった時は、大概この回と同じような展開になっていた。
つまり、犯人と被害者が同一人物であるということだ。

ここでは、小説家が犯人だが本人の本に書かれてある「鯨鳥」という名前は「鮫島」のことだというのは古畑任三郎も解ったようだが・・・。
余程犯人は「鮫島」が憎らしかったようだ。
後々まで語り草になるくらい当時起きた事件で、犯人グループが追い詰められたのだろう。

この小説家は恐らく本物ではないと思う。
著作である本の『虚栄の航跡』というタイトルも当てずっぽうで付けたものだと言う。
つまり、本当のタイトル名を付け替えて本を出しているのだ。
「鯨鳥」も実は「鮫島」のことで、登場人物の名前を変えて自分の本として出版しているのだと思われる。
ということは、その本の本物の小説家はいったいどうなったのかだ。
結局のところ、作品を別人が出すというのは、本人が死亡している時に限る。
本人が現存しているなら訴えられるからだ。
訴えられないのは、本人が死亡している可能性が非常に高いと思う。
どんなものでもだ。
著作権、肖像権、特許権など・・・。

さて、この話で気になったのは、古畑任三郎以外警察が犯人の思うままに動いていること。
そして、考えられる他の捜査方法を取らず、決まったことしかしていない。
いや、決まったことしかできなかったのだろう。
影で警察に圧力を掛ける人物がいたはずなのだ。
この犯行を実行するには、犯人一人だけでは無理だ。
多数の協力者が必要だったと思う。
まずファックスだが、タイマーをセットしておけば、そのまま計画どおりに動けばいいだろう。
だが、他人の作品を奪うような者に一人でこの計画を考え出す能力は無い。
協力者が多数いて、身代金目当てにいろんな案を出した結果できたことだと思う。

途中途中で、古畑任三郎がやたら食いまくるシーンが入っている。
これは古畑任三郎ではなく、犯人や犯人の協力者が捜査予算で飲み食いしていた可能性を示唆している。
たぶん結婚式というのも・・・。
犯人に気づかれないよう大勢の人を紛れ込ませるために必要だとか何とか言ったのだろうね。

このことがテレビに出るということは、公けに発覚していないということだ。
つまり、この誘拐事件に関わった警察官や捜査員は全員薬などで殺されていると思われる。



古畑任三郎 第一部 05

まだ続きますね。
今度は将棋の名人戦。
どうやら若手棋士へと世代が変わる間際の話のようだ。
これもやはり実話を元にしている。

ヒントは話のあちこちにある。
犯人は女だと言わんばかりにそのことが台詞になっている。
そのとおりである。
背広を丁寧に畳むところや死体が風呂場にあったことなど、女性だから思いつくようなことが証拠となっている。

まず、封じ手を言い出したのは、若手棋士の方だろう。
行動を見れば、何だか落ち着かない甘えん坊の少年だ。
こういう人は名人戦では勝てない。
だが、名人と対局することになっているのは、それまで勝ってきたからだろう。
さて、どうやって勝って来たのかだが、ネックになるのが母親である。
この2人1組の協力で、指し手を決めていくのだ。
要は、難局をどう乗り越えるかの情報収集ができればいいのだ。
恐らく電話で聞いて伝えている可能性が大きい。
しかし、この話に出てくる名人には効かなかったのだろう。

どうしても勝ちたかったのは、母親である。
名人の部屋に「負けて欲しい」と言いに行ったのである。
だが、それは建て前で、本当は部屋に行って風呂場に薬入りの入浴剤を置いておくことが目的だったと思われる。
それでまんまと不戦勝となったわけだが、その後その若手棋士は羽生名人に打ち負かされている。

皮肉なものだね。



古畑任三郎 第一部 06

今度はピアニストの話。
彼女は事件に全く関係ないと思われる。
犯人は家族だろう。
もちろん保険金目当てだ。
家族が彼女のせいにしようとした節がある。
彼女には人望があり、死んだ河合の後を継いで、生徒をまとめる力があったようだ。

この話も実話なのだが、実際は作曲家の息子が殺された事件になると思う。
つまり、親族が親子とも殺しているのだ。
だから、半分以上作り上げた話だと思っていいだろう。

気になるのは、最後のシーンで本当に涙を流していたこと。
まるでその役そのままの気持ちになっていたように見える。
つまり、自分のことのように思えたということだろう。

こうしてみると、舞台裏が見えるようだ。
あまり詳しくは言いたくない。
涙がすべてを語っているのだから・・・。



古畑任三郎 第一部 07

この回は、時代劇。
実話が入っているようだが、実際に殺されたのは主役の役者。
そして、時代劇じゃなくアクション映画の撮影時だったのではないかと思う。
刀で芝居をしながら殺すのは無理だろう。
だから、凶器となったのは実銃。
レプリカと実銃の区別は、実銃を持ったことがある人でなければ判らないかもしれない。
犯人は、エキストラだ。
だから、言い訳が通用してしまったのだ。

主役が殺されるなんて無いよう思うのだが、主役が代わったり、撮影が中止になったりした時はその可能性を疑った方がいい。
思ったよりそういうケースは少なくない。
撮影は関係者内だけで行うので、中でどういうことがあったか外部に漏れることがあまりないのだ。
そのために隠されて公表されていない事実は多いと思う。
世間が見るのは、作品が仕上がってからだ。
だから隠したがっている者は、映像を加工編集して出来上がりを工夫する。

これが計画殺人であることは、最後の台詞に込められている。
「私はね・・・何回だってやるつもりだよ。」
この台詞を言わせたのは、女性だろう。
話の筋から辻褄が合ってないように思うが、もしかして脅迫しているのだろうか。
そうなると、事故だと公表されても意図的に殺害されたとすべてのことを疑った方がいいかもしれない。



「古畑任三郎 第一部 08A 08B

今回は、外科医。
ちぐはぐな内容だったが、事情を解らなくしながらエピソードを入れるという難義をやろうとしたのだから仕方が無いだろう。
解説を読んだ後で見ると、その行動の意味が解るかもしれない。

この話の元になった事件の犯人は・・・・医院長の奥さん。
医学会の会議などで病院関係の医師が集まる場合、当時は大抵そう遠くなければ列車か新幹線を使っただろう。
それについてきた妻が、買ってきたものに薬を入れて飲ませ、毒殺した事件だ。
出先で油断する場合、家族が一番身近で注意を怠り易い。
恐らく、身元が確認できないように身包み剥がして逃げている。
つまり、奥さんだったから身の周りの物を持ち出してもおかしく見えなかったのである。
そして、身元が確認できなければ、出先の場合全くの身元不明者になってしまう。

車内で誰にも気づかれずに殺すためには、一瞬で意識不明となる「砒素」が必要だろう。
もがき苦しんで暴れたら、気づかれてしまうからだ。

もしかしたら、その方法で行方不明になった男性はたくさんいるのではないだろうか。
例えば、新幹線や列車だけではなく、駅のトイレや駐車場の車の中など・・・・。
特に医者や学者、教師、大手企業など、全国から集まって会議をする機会が多い職業が狙われる。
場合によっては、会議さえ意図的に開かれる時もあるようだ。

その時には、絶対連れはいない方がいいだろう。




古畑任三郎 第一部 09

この話では、やはり本物が殺されている。
テレビに出演しているのは、成り代わった者だと断定できる。
本人談で「確かに20歳までは力があったんだ。」と言っている。
つまり、本物が20歳になった時に「黒田清」は殺され、成り代わった者がその名でテレビに出るようになったのだ。
「黒田清」は「清田益章」のことだろう。
その名を堂々と出すのなら、やはり死んでいて発覚していないということだ。

はっきり言って、超能力者ではなく特殊能力を持っていた人は結構いたと思う。
でも、何でもできたわけじゃない。
ある特定の論理から自分が引き出せる力で、普通できないことができたというのはあるのだ。
しかし、それも得意分野があって遺伝とか才能の範囲に限定される。
そして、その能力は血液(DNA)に既存する。
だから、できない人もいるのだ。
訓練すればできるというものでもないし、できる人の力を借りるということもできない。

「清田益章」は何故殺されたのか・・・・。
それは先ほどの「フランス料理人夫婦」の時と同じ理由である。

さて、番組内で誰も知らないことを当てているが、そこに示された赤い布は、当時清田益章と付き合っていた彼女を示したものだと思う。
つまり、清田益章は当時付き合っていた彼女に薬で殺されたのだ。
服の色を間違えたのは、彼女らしい。
どうも彼女は色盲だったようだ。
犯罪者の特徴として、通常とは違う体質を持っているというのがある。
犯罪を立証するものではないが、証言としては証拠に繋がる鍵ともなり得るのだ。

神経が細かい彼は、感覚の鋭い注意深い人間だったはずだ。
だが、彼女という恋愛対象には、完全に油断する事態になっていたのだ。
どんなに能力があっても、人間はその部分にとても弱いのだろうね。

こんな風に、全国にいた超能力少年少女は皆殺されて、その名前が使われている。
番組などで超能力のほとんどがトリックだという内容のものが大々的に取り上げられたが、それは全部偽者がやっているからで、死亡している超能力少年少女たちに注目がいくのを防ごうとした主旨があったのだと思われる。




古畑任三郎 第一部 10

次の話は、秘書官の話。
しかし、犯人は政治関係者ではないようだ。
ヒントは「今泉巡査」。
痔を患って入院しなければならない状態が、途中途中に出てくる。
本筋とは無関係のように見えるのだが、無関係なら出て来ないだろう。
「痔」といえば、大概は「ホモ」を連想する。
ホモであるなら残虐性があるので、殺人事件等にはよく関わっていると思う。
しかし、議員は生きているので、女性だけが死んでいる状態になっている。

さて、ストーリーのように、もし議員のために秘書官が誰かを殺したとしたらあなたはどう判決を下すだろうか。
有能な秘書官が議員に手を掛けるということ自体有り得ない。
台詞にあるように「有能な秘書が有能な政治家になれるわけではない。」だ。
それは秘書官本人がよく自覚していることである。
それにも関わらず、最後に議員に注射をしようと病室に忍び込むシーンがある。
これは秘書官ではなく、女性だろうと思う。
つまり、議員に近づこうとする女性は多いだろうが、それだけ危険もあるということだ。
それを阻止し議員を守るために、秘書官が議員に近づいてくる者に手を掛けることはあっていいと思う。
いや、そうでなければ秘書官とは言えないだろう。

そして、「ホモ」は女性が連れてくる。
女性で言うことを聞かない場合は、ホモで言うことを聞かすというのがある。
デリケートな内容なので、ほとんど表には出て来ない話だ。
だから・・・あまり詳しく説明しないでおく。

でもこの話だけは、本人が殺されなかったという後味のいい話だね。





古畑任三郎 第一部 11

今回はラジオ番組のパーソナリティー。
殺されたのはラジオパーソナリティーの方。
犯人は・・・・・・・彼女を育てたつもりでいた人かな?
脅迫状を書いたのも同一犯。
嫉妬・・・・が引き金のようで、男をその彼女に取られたと思っているが、実はそうではない。
男が遠ざかったのを彼女のせいだと思い込んでいたようだ。

そこで、ラジオ番組の間に無理を承知で、「次の曲は、私の車の中にあるカセットテープの曲にして。」と注文をつけた。
それを曲が流れ終わる前に取って来なければならない。
どうせ無理だと高をくくっていたのだが、彼女は時間内で帰ってきたんだね。
後で、近道を知っていたと聞いたようだ。
そしてその途中で見かけたニュース報道の内容も覚えていて、すぐにラジオで使ったのだ。
皆周囲は凄く驚いたと思う。
それだけの感覚的才能を彼女は持っていたのだろう。

その後、犯人は悔し紛れに薬で殺したのだと思う。
誰がどうやって殺したのか、一切分からないようにしておいたはずなのだ。
しかし、この「古畑任三郎」という番組で取り上げた話はそれを打ち砕くものだった。
・・・なんで知ってるの?・・・。
そういう目をしているような気がしたよ。



古畑任三郎 第一部 12

第一部はこれで最後です。
この話は、警察とやくざ・・・そして、御三家の話だと思う。
そして実話です。
御三家の中の女が一人殺された。
それはやくざの生原という男が殺したのだ。
殺された女は、やくざに資金援助をしてくれた人物の孫娘を殺している。
だから生原が報復のために殺したのだ。
そして、それを無罪にしたのが小暮だったということだ。
それだけ小暮という人は凄い警察官だったのだ。

こういう事態に御三家が黙っているわけがない。
その後、生原、小暮両方とも狙ったと思われる。

この回は、御三家繋がりでテレビ関係者がその事実をひっくり返すつもりで作ったものだと思う。
番組に使う話はほとんど殺された人の話だから2人とも死んでいる可能性がある。
ぼやが出たというエピソードが入っているので、もしかしたら死体の身元を隠すため、燃やしたのかもしれない。
そして、第一部の最後だというのに覇気の無い演技が目に付く。
出演者たちにも圧力がかかったからだろうか。


2013年11月9日土曜日

実験?

なんか実験でもしたのかな?

「ミッション:8ミニッツ 01 02 03

この映画の感想とは別に、何か不穏なものを感じるんだけど・・・。
でもまずは、感想から・・・。


この話は、予測書の内容を含んでいる。
大事なのは、大佐が列車に乗った3回目まで。

さて、主人公スティーヴンスは元々その列車には乗っていない。
コルターという人物の脳にアクセスしただけなのだから、コルターは死亡する運命である。
何故なら、初めの時点ではコルター自身が犯人だからだ。
アクセス前に爆弾設置のためトイレに行ったのはコルターなのである。
しかし、その直後にスティーヴンスがアクセスしてしまったので、コルターはすっかりそのことを忘れてしまって爆発に巻き込まれるのだ。

映画はその視点を使って、爆破を阻止できないかどうか検討する展開となっている。
だが、どうやっても爆破は防ぐことができず、死ぬ者は死ぬことになる。

スティーヴンスがアクセスした3度目の時、クリスティーナの視点で乗客がどう見えるか聞いている。
その時、彼女は全員テロ犯に見えると言ったのだ。
つまり、その列車はテロ集団を乗せた行動パターンの進行を意味していると言っていいと思う。
結局最終的に自分らの仲間が仕掛けたことで、全員巻き込まれて死んでしまうという結末が待っているらしい。

ここでデレクという犯人が出現する。
面白い設定になるが、コルターがスティーヴンスにアクセスされていなければ、彼が爆弾を設置したのだからデレクと同じ行動を取るはずだ。
つまり、話が変わったことでコルターはデレクになったのだ。
そうなると、コルターは完全にスティーヴンスになっているということになる。

結局、犯人は捕まってハッピーエンドとなるのだが、気になるのは、死亡後の8分間に脳波を使って行うこの事件捜査計画だ。
脳波が使えるなら、死亡しなくても使えると思うのだが・・・。
もしかして、霊の存在から発想した考えかな?
でも、霊じゃなくて、聞こえる可能性としては、自分の祖先や過去世の遺伝子の声の方が確率は高いと思うよ。

もし、実験的に死んだ人を使って、過去に起こった出来事の検証などしていたら危険である。
受信する場合、自分がその死んだ人に波動を合わせなければならないので、死の危険をも受け取ることになる。
よく悪魔召喚だの交霊術などを行っているような話を聞くけど、やって良かったことなんて一つもないからね。
知らないよ。


実は、この話に繋がるものがあったのだ。
映画「皇帝のいない八月 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13」のことだ。
問題は吉永小百合である。
吉永小百合ははっきり言って実在しない。
この映画で吉永小百合役の女優が死亡しているが、それがその後に影響を及ぼしている。
映像解析をすれば判るのだが、ある子供の骨格を主体にして形成された架空の顔なのだが、映像を見た人は吉永小百合だと思い込んでしまっている状態がある。
それは映画だけではなく、テレビも写真もすべてである。
この映画のタイトルにある「皇帝」は后妃のことで、その女性が吉永小百合であると信じていた人が話を作っている。
「ミッション:8ミニッツ」では、そのシナリオを書くためにあることを依頼されている。
それは「交霊術を施して、吉永小百合が死んだ理由の追求と更には彼女を救え」というものだったのだ。
それは大変危険なことで、実行したシナリオライターは廃人になったと思われる。



2013年11月8日金曜日

映像無しです

「グレムリン」

これって何なのか、考えて考えて考えて・・・・すごーく考えてみた。
ちょっと有り得ない結論が出てしまったので、変な結論はあとであっちのブログに解説を載せておこうかなって思う。


さて、「グレムリン」と「ギズモ」について思ったことを書いておこう。
「ギズモ」を飼う時の注意点3つの意味だが・・・。
1.光に当てないこと、太陽の光に当たると死んでしまう
2.水を飲ませてはいけない、体を濡らしてもいけない
3.真夜中を過ぎたら餌をあげないこと

1の意味・・・光を当てるというのは、スポットライトを当てるのと同じことで、注目してはいけないということ。つまり、悪者(グレムリンになる者)に見つからないよう隠しておかなければならないのだ。
2の意味・・・水をかける行為は、よく侮辱する時にやるよね。つまり、ギズモに暴言や批判をして圧力をかけることになると思う。
3の意味・・・餌を欲しがるのは「ギズモ」じゃなくて「グレムリン」の方だね。だから、餌をあげる行為は相手に対して好意的であって油断してしまうことになると思う。

水をかけた時にいくつものグレムリンができてしまうが、これはギズモに圧力をかけてしまう(悪意を持つ)と、それに乗じてギズモの名前を使った偽者がギズモのフリをして暴れ始めるのだ。
ギズモ本人は、何もしていないんだよね。
そして、本物の「ギズモ」はたった一人なのである。

水に落ちた後、グレムリンが激増して町を襲ってくる。
電波を弄る、重機を勝手に動かす、他人の家を破壊する、郵便物を弄る、信号を弄る、普段はシンナーを吸ってるようなやつがクリスマスには歌を歌ってお菓子をねだる、電気回路を弄って故障を起こす、車のブレーキを壊す、ラジオ局を襲う、店を荒らす、やりたい放題・・・。
そのどれもがグレムリンの仕業なのだ。

だが、その内にケイトが戦い始める。
彼女、頭イイね。
まずフラッシュを焚いて光を当てる。
つまり、何をしているかどういうやつか公開する・・・それに弱いんだね。

太陽の光に弱いというのは・・・・最近太陽の距離が近いような気がして気になった。
もしかしたら時期的なものかもしれない。

最後に「ギズモ」は元のところに帰ることになるが、恐らくギズモを理解してくれる人のところに行くことになるんじゃないかな。


2013年11月7日木曜日

待ってました

ランゴ 予告

映画見た人なら分かると思う。
これ、深いよ~~~~。


ここでいう「水」が何を指しているのか・・・・。
みんなどう考えただろうか。

まず思いつくのは「お金」とかに置き換えられるけど、ちょっと違うような気がしたよ。
初めにランゴがどういう世界にいるかということを考えたら、まさにそれは「映画の世界」を意味していると思う。
だから、そこで「水」を意味するものは・・・。

「水」ってどういうものか考えてみて欲しい。
潤すもの、満たすもの、必要なもの・・・など、抽象的に考えると解るんじゃないかな。
今までの映画では手に入れられなかったもので、みんながそれを欲しがっていたもので、ランゴの辿る思考と不思議な精霊がヒントをくれるもので、欲しがっている人が協力すれば手に入るものなのです。
結局は、いい映画ってことなんだけどね。

でも、現実では水が貴重になってるから、それを描いたとも言えるが、シナリオと映画制作側では水について違う見解を持っていたと思われる。

2013年11月5日火曜日

最新作だよ~~


主演はハル・ベリーだよ~~~(^o^)

ザ・コール


これは911の緊急電話交換手の話。
日本では110番がそれにあたるけど、この映画のように事件そのものに関わることはあまりないと思う。
つまり、住所と名前と状況を聞いて、的確な場所に出動をお願いするのが仕事。
自分で責任を背負ってしまってはいけない。
判断は現場に行った警察官が下すべき。
でも、その場で殺害される状態に出くわしたら、やはり動揺して判断が狂ってしまうだろう。
音だけでは状況を把握するのは難しいと思う。
ただ感覚の鋭い人がその電話を取った場合、被害者の身になっての第三者的な判断をすることができる。
そのくらい事件慣れしているなら、冷静でもいられる。
助けたいという気持ちは誰でも持っていて、そのために動こうとするけど、その感覚を磨いてないと電話口では限界があるね。

これは、実際に起こった事件が元になっていると思う。
だからこそ不思議に思うのだが、何故最初の被害者は近所の人に助けを求めなかったのだろうか。
自分の家なら、外に出ることも可能だったはずだ。
それができないのは、見知らぬ者同士でなかった可能性が高い。
つまり、仲違いの結果犯行に及んだのだ。

さて、この映画の最後のシチュエーション・・・ある別の映画に似てないだろうか。
私は「羊たちの沈黙」に似ているような気がした。
凶悪犯を追い詰める時、暗闇の中ですべての神経を研ぎ澄まして危険を回避する。
つまり、収集した犯人の行動の特徴だけが暗闇の中で、次の行動の予測を可能にする。

では、本当の犯人はいったい誰なのか・・・・判るだろうか。
プロファイリングにも表れるのだが、男性の好きな女性(ここでは妹だが)に似た人を次々と殺すのは、男性ではなく女性なのである。
顔の皮を剥ごうとするのも、成り代わりたいという願望からである。
だから、この映画では夫婦が入れ替わって表現されていると思われる。


更に、付け加えておきたい。
犯罪者の心理として重要な傾向がある。
この夫婦の場合、自分の好きになる女性に対して嫉妬心から犯行を繰り返していると男性は勘違いしがちだが違うのだ。
犯罪者は犯罪を犯すという素地を必ず持っている。
それは自覚あるもので、その素地を常に隠そうとする。
つまり、犯罪を犯す理由を嫉妬心という箱の中に入れて隠していることを忘れてはいけない。
はっきり言えば、相手を捕まえて嫉妬心に駆られた演技をしていれば、人を殺す理由を作ることができるのだ。
目的は、殺した人の財産が目当てである。
その奪った金銭で、夫婦は生活をしている。
それだけ捕まっている者は困窮状態に置かれ脅迫を受け、生きるために口をつぐんでいる。

大概夫婦間で浮気が発覚した後は離婚となるのが普通だ。
一生涯愛するという契約を破ったのだから。
それでも離婚しない場合は、家族の中に犯罪者が潜んでいると推測される。
その犯罪者は、崩壊しかけている家族関係を無理やり箱の中に詰めて監禁し、犯罪を犯すことで生活をしているのだ。

警察は、「夫が浮気をしたんです!」と叫ぶ奥さんには離婚を勧めて下さい。
離婚したがらない場合は、理由を追求して相手の嘘を見破らなければなりません。
愛情が無いのなら、一緒にいてはいけないのです。
生活ができないというのなら、一人で生きていけるよう現在ある制度を利用して下さい。

それをしなければ、皆本当の家族となれる人には出会えないでしょう。


ここに1つ参考になる映画がある。

テイク・シェルター/TAKE SHELTER

正常な女性たちに聞いて欲しい。
もし、あなたがこの映画の奥さん(サマンサ)だったらどうするか・・・。


主人公「カーティス」が見る幻覚は、むしろ予知夢の域に達しているように見える。
しかし、カーティスの体の不調を訴えるのは、幻覚によるものではない。
よくその前後を見て欲しいのだが、体の不調が表れる直前には必ず妻サマンサとの言い争い、あるいは機嫌を損ねることが発生している。
つまり、カーティスの体調が悪くなる原因(飲食物への薬の混入)を彼女が行っている可能性は極めて高いのだ。
更には、カーティスから職を奪ったり、友人に誤解を招くような情報まで流していると思われる。

カーティスが我慢に我慢を重ねているのは、娘のためだろう。
妻は常に娘を傍に置き、母親であるという立場を固持しながら夫を追い詰めている。
気になるのは、夫が無職になっても平気であるように見える点。
自分はフリーマーケットで得たお金を蓄えているが、売り捌く商品はいったいどこから持ってくるのだろうか。
かなりの収入になっているように見えたが・・・。

最終的には、夫を狂人扱いするような状況を作り上げ、それでも別れないのは保険金が目的だからである。



2013年11月3日日曜日

これにも出てくる

たぶん同じ意味だと思う。
「球体」の意味・・・。

「怪盗グルーの月泥棒 英語版

ここでは「月」のことになってるけどね。
押し潰されたりしてるから、圧力掛けられる人ってことかな?


ところで、月のクレーターだけど・・・・。
あれは、穴じゃなくて爆発痕という話がある。
一度月近くまで行って、攻撃かましたことがあるらしい。
ずっと前のこと。
重力が無くて降りれなかったので、近くで触ってみたら金属のような材質だったようだ。
もしかして宇宙船か何かじゃないかと思ったらしい。
それで爆撃機で攻撃してみたのだが、跡が残っただけに終わったんだって。

「怪盗グルーのミニオン危機一発 英語版01 02 03 04 05 06 07

吹き替えが無いけど、見てるだけでも楽しいかも。

今見たら面白いもの

タイムマシン/THE TIME MACHINE


これは前に見たことがあるのだが、その時はあまりピンと来なかったんだよね。
でも、今見たらこの映画が言いたかったことがはっきり見えてきたよ。

主人公のアレクサンダーは恋人エマを不慮の事故で亡くしてしまう。
彼は、それがどうしても受け入れられないのだ。
そして「タイムマシン」を作って過去を変えようとしたんだね。
でも何度やっても変えられなかった。
それはどうしてだと思う?

彼は、理由を探して未来に飛んだね。
それは遥か遠くの未来。
そこはまるで原始に戻ったような世界。
月が落ちた後の世界となっているけど、恐らく青酸カリを搭載した人工衛星が落ちた後の世界だと言っていいと思う。
そこで起こることがエマを失う理由を示している。
つまり、エマは不慮の事故や偶然に起こることで死んでしまうのではないだ。
すべて計画的に殺害されている。
現に、アレクサンダー自身が車の修理を手伝って、殺されそうになっている。
その原因があの恐ろしい人狩りをする者たち。
文明社会でありながら、原始時代にいるような弱肉強食の世界が彼の見た未来には存在していたのだ。

実は、この作品でも「ミッション:8ミニッツ」と同じことが起こっていたらしい。
つまり、交霊術で恋人が死ぬのを阻止しろとの依頼があったのだ。
確かにやってはみたのだろうが、結果は同じだったと思われる。
だが、このシナリオライターは恋人に対してあまり思い入れが無かったので、廃人になるまではやらなかったようだ。
それもそのはず・・・恋人の周りいた人狩りをする者たちが自分の周りにもいたことを知ってしまったからだ。
話の後半は、既にあった原本を元に付け加えて完成させたようだ。


同じガイ・ピアース主演で、「デスティニー 未来を知ってしまった男/FIRST SNOW」という映画がある。(予告映像

この映画の主人公の風貌から、ある人物を思い浮かべることができる。
これはその名前を使った男の話だ。

男はその名前の持つ運命をそのまま受け継いでしまうのだが、占い師に自分の運命を占って貰った時に「死」を予感させる事態に遭遇する。
確かに病院から検査を受けるよう通告されていたのだが、それが原因ではなかった。

これは、「初雪が降る頃に皆死ぬだろう。」という予言書の言葉を引用したストーリー展開で映画が作られているようだ。
それはもちろん青酸カリが降る時のことを示した予言なのだが、この話では青酸カリが使われることを指している。
つまり、誰かが主人公を殺す計画があり、占い師はそれを知っていたことになる。
この場合は、計画であり運命ではないので変更は可能なのだが・・・。

面白いことに、映画の中でちょこっと「ジャッカロープ」が出てくる場面がある。
この「ジャッカロープ」はいわくつきの代物で、私は6~7年前にそれを見て奇妙な顔をしたことを覚えている。
それは「Myth of the darkness」の方に詳しく載せておくことにしよう。



2013年11月1日金曜日

暗号だらけ・・


リンクが消されていたので他を探したけど、少し映像が違うみたいだ。
でも、大筋は合ってる。

「ダ・ヴィンチ・コード 01 02 03 04 05 06 07

この映画は、聖杯に関する事項に興味の無い人にはチンプンカンプンでしょう。
昔から「聖杯」を巡る論争は絶えず、真相はひた隠しに隠されて、専門家でも解らないような状態にありました。
事件は美術館から始まりますが、ダヴィンチが残した絵画が解読のヒントになって、当時の謎が解明されていきます。

「聖杯」はその形から女性を意味し、その人物を探し当てるために、解読官ソフィーが祖父から引き継がれた鍵を持って、隠されていた聖杯の秘密に迫ります。

映画の中に2つの詩が出てきます。
<1の詩>
ロンドンに教皇を葬った騎士が眠る
かの者の労苦の過は神の怒りを被る
その墓を飾るべき球体を探し求めよ
それはバラの肉と他の肉の腹とを宿す
<2の詩>
聖杯はいにしえのロスリンの下で待ち
その門を剣と杯が庇い守る
巧みな美しき芸術に囲まれて横たわり
ついに星の輝く空の下に眠る

映画内の音だけで読み取ったので、そのままかどうか定かではないことをご了承下さい。
1の詩で暗号となっているのは「墓」です。
それは本人はいないが痕跡が残っている所を指します。
ネットで言うなら、更新が停止したまま残っているHPなどです。
昔から本人不在の場所を指す暗号として使っていたようです。

そして、2の詩は最終的に聖杯がどういう状態になるのかを示しているようです。



「HAXO 24」の謎
謎ってほど重要じゃないかもしれないけど、この暗号に一致するものがある。
それは、「François-Nicolas-Benoît Haxo」だ。
この人の生まれは「24日」。
どうやらフランスのエンジニアだったようだが、当時大砲などの技術開発に貢献した人ではないかと思われる。
つまり、その鍵は爆弾と同じだという意味だと思う。
これも暗号だ。

「マグダラのマリア」の謎
「マグダラ」というのは地名だが、それはヘブライ語のミグダル(塔の意)からきているそうだ。
つまり、当時マリアは塔に幽閉されていた可能性が高い。
そのことが「童話 ラプンツェル」の話になっていったと思う。

「最後の晩餐」の謎
最後の晩餐の絵の中で、イエスとマリアが寄り添って描かれるはずのところをわざわざ切り離して描かれてあるのは、ダ・ヴィンチ自身が苦悩して決めたようだ。
ダ・ヴィンチは初め自分の両親を描いたのだ。
しかし、出来上がったものを見ると、どうしてもイエスとマリアに見えてしまう。
ダ・ヴィンチは過去に遡って、真相を確かめた。
すると、イエスとマリアは殺され、残された子供「サラ」を「マリア」とし、イエスの名を語る者と結婚したことにされてしまっていたのだ。
既にイエス・キリストと言えば、そのイエスの名を語っていた偽者が世界中で認識されていたので、「最後の晩餐」を描くのに真実を描くことはできなかったのだ。
そのまま自分の両親の絵を使って・・・しかし、真相を封じ込めるようにして描いたのだ。

「イエス・キリスト」の謎
「イエス(Jesus)」という名前は元々王族の名称「ユリウス(Julius)」を文字って「Jesus」としたことからきている。
問題は「キリスト」の方だ。
「キリスト」はヘブライ語で「メシア」のことだが、その意味は膏(あぶら)を注がれた者である。
この「膏」は動物の脂を指す。
ここで気になったのが、映画の中で「シラス」という殺人者がイエスと同じ苦悩を受けるために自分の体に鞭を打っていたシーンがあった。
その傷を治すために塗られたのが膏だったのだろう。
「シラス」は「イエス」になろうとしたのかもしれない。
そして「イエス・キリスト」は、その名を語って「イエス(Jesus)」になろうとしたのだ。
しかし不思議なもので、「イエス(Jesus)」が殺されたことまですべて受けてしまって、最後には死んでしまうのです。


最後に・・・地図を取り出せなくしてしまったことでリーがロバートに「お前は解ったんだな。」と言う。
さて、何が解ったのだろうか。
それは、実際にクリプテプスというものが聖杯の秘密を明かすものではなく、それを巡る一連の流れがその秘密を指し示すものであるということだろう。
つまり、聖杯の秘密を探し求めるには、薔薇で示される王家に繋がり、それはあらゆる暗号で封印されているので、反転文字やアナグラムの解読を使って、隠されている世界の秘密を解き明かさねばならないということなのだ。
それほど壮大な秘密だから、地図というもので表現したのだろう。

ちなみに、「インロンドン ライザナイト トープインタード」が詩の前にあったので、少し説明を・・。
たぶん「In London, riser night taupe in tard」ではないかと思う。
「In London, riser(起き上がる) night taupe(モグラ) in tard(木)」
訳すと、「ロンドンで夜に起きる木の中のモグラ(より)」ということだろう。
「taupe」は、暗褐色の意味もあるので、これを本意として訳すと、「ロンドンで血管の中の血が夜目を覚ます」となります。
あったよねぇ~。
こういう書き方・・・・ノストラダムスとかと同じだと思う(笑)

そして2人は、「apple(リンゴ)」へたどり着く。

また、ツタンカーメンの墓で示したように、昔は宝飾品は墓の中に並べられていた。
この映画で出てくる詩にも「巧みな美しき芸術に囲まれて横たわり」との一節がある。
日本でも墓石には、庵治石や御影石など鉱物を使用して立てられている。
本来土葬の場合は、これらの石は効果を発揮するのかもしれない。
しかしながら、この鉱物や鉱石に関しては、未だ詳しく研究されていない。