「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第一話 01 02 03」
このドラマで気になったところがあったので調べてみた。
ドラマは2008年1月18日よりテレビで放送されたものだ。
事件があったとすれば、その前ということになる。
つまり、2007年に起こった火事を調べれば出てくる可能性が高い。
2007年2月13日 大阪大学 連続不審火
2007年12月28日 大阪電気通信大学 寝屋川キャンパスA号館2階の研究室で火災
どちらも同じ大学のことだろう。
12月に起こった火事の詳細がネットに載っていた。
2007年12月25日 19時55分00秒
恐らく28日の火事は、25日の火事のことだろう。
時間まで詳しく載っているので、犯人が情報を提供していると思われる。
決め手になったのは、ドラマの最後に引越しをするシーンが入っていたこと。
つまり、その家の者を殺して入った家族がいたわけだ。
殺されたのは、大阪大学教授夫妻。
その教授に成り代わっていた男は、その家族の父親のはずだが、帰って来なかったようだ。
もしかしたら、初めから父親はいなかったのかもしれない。
大学教授に成り代わっても、顔が違うので周囲に解ってしまうだろう。
そうなると、4人の女性が大阪大学教授夫妻殺害事件を起こしたことになる。
架空の父親に罪を擦り付けておけば、自分たちは安泰だ。
火事はその事件を隠すために起こしていると思われる。
更には、それをテレビでドラマ化するよう手配している時に、調べ始めた人の家を燃やしている。
犯人はスタンガンを使い、灯油を撒いて火をつけることを手段としていた。
スタンガンはほとんど女性しか使わない。
犯人は大阪大学教授の子供を装った女性4人だ。
「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第二話」
教授夫妻が殺された後、同じ名前の男性が何人も殺されている。
大阪大学のある学生が、殺された教授を探し回っていたのだ。
それを聞きつけて4姉妹が動き出したようだ。
苗字が分からなかったので、名前だけで情報を集めたのだ。
男性の携帯に犯人のメールアドレスが残っていたのは、友人から紹介してもらったわけではなく、その男性の母親が犯人に教えたのだ。
「もうすぐ死ぬわ。」という台詞は、そのメールの相手に送ったものだ。
つまり、「(あなたは)もうすぐ死ぬわ。」という意味だ。
それでその男性は、脅迫メールの相手が教授を殺した犯人であることを察知した。
しかし、メールの送信者が誰であるのか知らなかった。
ドラマでは水死体で見つかっているが、実際に警察が動いたなら必ず4姉妹のことは発覚する。
つまり、死体はみつかっていないのだ。
ということは、家庭内で殺された可能性が極めて高い。
そうなると、犯人は母親であると断言していいだろう。
恐らく、4姉妹から息子を殺せとの指示が出て、そのとおり実行したのだと思われる。
その後のドラマは、テレビ局で起こったことだろう。
「ち」の付く名前を言った者は殺されてきたのだ。
明かしてはならない名前だったようだ。
「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第三話」
この話は、このドラマを書いた小説家の周辺で起こったことのようだ。
殺されたのは、小説家の奥さん。
4姉妹は、ドラマ制作に関わったことで、その周辺にも手を伸ばそうとしていたのだ。
目的はもちろんお金だろう。
話の中で、小説家は別に部屋を借りて一人で篭って仕事をすると言っている。
だから、4姉妹は奥さんがいても別々に暮らしているのだと思ったのだ。
それなら殺れると思ったのだろう。
話の中にロケシーンが出てくるが、実際に4姉妹がロケ地に押しかけて来たようだ。
騒がしかったのがそのままドラマになっている。
更には、きれいな女優さんが出ていると、何とかして落とそうとナイフを本物と入れ替えるよう指示している。
もちろんそのまま使うなんて有り得ないので、撮影前に男優を脅したのだろう。
撮影は2回行われ、2度目に本物のナイフを使って手をざっくり切り裂いたのだ。
言っておくが、手を切っただけでも出血多量になれば死ぬ。
その後の処置がなされていたかどうか・・・4姉妹が関わっただけに怪しいものだ。
夕里子が受けた脅迫電話の声を聞いて、私は突然不審感に囚われた。
この声・・・・電話を取っている本人の声を変換したものだ。
でも・・・・よく聞く犯人の声によく似ている。
もしかしたら、ほとんどこの人が電話で犯人をやっていたかもしれない。
更には、実際に警察にこの声で電話を掛けた可能性もある。
それは表に出てはいないだろうが、録音が残っていたら確認をしてみて欲しい。
その脅迫電話は小説家にも掛けていると思われる。
この後の展開を見れば解るように、被害者を犯人に仕立て上げるといういつものパターンそのものとなっている。
出演者も協力して、この回だけで何人もの人が死んでいるようだ。
犯人に見えない人・・・・それが犯人だ。
「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第四話」
この回で起こっている事件は、既に前々回のエステサロンシーンに出てきている。
事件が起こったのは有名なブランド名の社長さんが殺されたことにある。
事件の流れとしては、社長を殺した人は側近のような立場の人のようだが、どうもそれは騙しが入っているようにしか見えない。
そこでそのブランドのHPをチェックしてみた。
「ハルヨ」から想像できる日本のブランド名だ。
まあ、1つしかないと思うが・・・。
そこで、気づいた。
今時にしては、きちんとした誠実なHPが作ってある。
中身の商品もあまりブランド名を損なうものが無い。
事件が影響をしていないとは言えないが、中心人物がしっかりしていて揺らがないのだろうと思った。
しかし、何故4姉妹が出てくるのかだ。
もしかしたら、テレビ局関係でツテでもあったのだろうか。
繋がりができてしまえば、何か仕出かす可能性が高い。
ドラマにするくらいなので、4姉妹が犯行に関わっていると言っていいだろう。
ドラマでは殺した人はお金が目的の犯行であると強調しているので、4姉妹はそれを狙っていたのだろう。
つまり、こうだ。
4姉妹は、大学教授の娘として居座ることに成功したので、今度はブランドデザイナーの娘として居座り、運が良ければ保険金も手に入ると思っていたらしい。
馬鹿だ、こいつら。
おまけに、2人で付け狙って中心人物を襲おうとして、逆に突き飛ばされて怪我をしていたらしい。
更には、4姉妹の手に入れたツテの恩恵に与ろうと、古畑関係で出てきた家政婦が絡んでいるようだ。
そして工場関係者から毒菓子を送ってもらっている。
社長はその毒菓子で殺されたのだろう。
つまり、犯人はお菓子をお土産として持って来た者だと言える。
テレビ局を中心に繋がりができた場合、犯罪仲間としていろいろな役目で交流があるらしい。
犯罪者にとっては犯罪歴というのは一つのステータスなので、各々が実行した方法や殺した相手の情報交換はかなり行われていて知っていたと思われる。
結局、この事件では4姉妹の思惑は成功しなかった。
ただ4姉妹が思いの外マヌケであることが露呈したのみである。
きちんとした人相手では、犯罪者は何もできないのだ。
「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第五話」
この回は、続きになると思う。
父親が帰って来ていることになっているが、お金が手に入る理由作りに出してきたのだろう。
そのお金というのは、ある家で母親を殺した娘が保険金を貰えるという話を聞いて、4姉妹の仲間に引き込んでお金を手に入れようとしていたらしい。
新しい家族というのは、その娘のことだ。
しかし、その娘がそのことを知って拒否反応を起こした。
それでその話は頓挫したのだが、珠美が真理のお金を盗んだことでいがみ合いを始めた。
真理はお金を手に入れることが上手く、何かと余裕のある生活をしていたらしく、珠美はそのお金を常に狙っていたのだ。
だが、お金を盗んだことが発覚してそれを責め立てられたので、恨みに思って珠美は何度も真理を殺したいと思うようになったようだ。
前回の話でブランド会社の中心人物を襲った時に真理が突き飛ばされて、その拍子に顎に残るような擦り傷を負い、それをまた一々指摘する珠美に真理が怒りを覚えたのも手伝って、2人の関係は日に日に悪化していったのだ。
その悪化した関係が、綾子と有里子にまで飛び火した。
そのために、料理の中に薬を入れるという暴挙に出たようだ。
しかし、誰が死んでも4人にとって得なことはないと思い直したらしい。
確かに人間関係が広がった時点で、1人が死ぬということはかなりの負担がかかる。
隠すことも、逃げることもできないのだ。
仲がいいというより、損得関係で繋がっていた4人だったのだと思う。
ドラマでは人物が入れ替わっているので注意して欲しい。
実際には三女と長女が問題を起こしている。
「暗示と催眠」・・・・これは、テログループがよくやる手口の1つである。
この回で詳しいことは描かれていないが、「マインドコントロール」と同じ意味で、何度も同じことを聞かせ、それをやらなければ自分は死んでしまうというような恐怖感を一緒に植えつけることで、自分でそのとおりに動いてしまうというものだと思われる。
普通の人をスパイとして動かす時あるいは無理なことをさせる時に、その方法は有効らしい。
それを防ぐには、人間関係の固定を避け、自分で情報収集をし、他人の意見ではなく、できるだけ自分の思いに叶った行動を自分でするよう心掛けるといいと思う。
「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第六話」
温泉旅行の当選で、4姉妹は旅行に出掛けることになったが、実際はお金の計算をしていることから自腹なのだ。
だが、どうも招待を受けて出向いた形跡がある。
だから、示談の上タダにしてもらおうという魂胆だったようだ。
それもそのはず、その土地で起こったことをドラマにしてくれの依頼だったからだ。
問題は「矢魔八様」だ。
この矢魔八様の様相・・・・どこかで似たものを見たことはないだろうか。
そう、あの「なまはげ」のことだ。
「なまはげ」とは、古くから伝えられている集団殺害祭りのことである。
誰か分からないようにお面と蓑を羽織って、目的の人物を殺して回る儀式のようなものなのだ。
神様ということにしておけば、堂々とその儀式を続けていられると思ったのだろう。
この回で綾子だけが行動を共にしていないが、実はその集落の内部調査に入っていたらしい。
内部調査とは、ターゲットの選出である。
実際は綾子ではなく、有里子が別行動をとったようだ。
ちょっと気になる台詞があった。
「めぐみが金を出すって言うから来ただけ。ここに知り合いがいるみたいだったよ。」
殺された女性の連れがそう言っている。
殺された女性は、そう言われて呼び出されているということだろう。
つまり、「なまはげ」の餌食になるのは何らかの理由で反感や反抗した者であり、密かに殺害可能な場所に誘導されるということだ。
もう1つ気になったのは、写真を見て男の子のようだが自分だと言い張った犯人のこと。
言い張れば通ると思っている。
もちろん社長の財産目当てなのだが、一緒に来た男性が息子だと誰もが思うだろう。
本当の息子が確認できた場合、犯人は殺害理由として「あなたの代わりに私がやってあげたのよ。」と必ず言うのだ。
殺してもいいという理由がある限り、殺しもするし責任を人に転嫁させもする。
やっかいだが、それを認めてはいけないと思う。
最後に言っているが、「矢魔八様は女だったんだ。」。
つまり、「なまはげ」は元々男ではなく女なのだ。
それは、子供の生皮を剥ぐからで、食人族の末裔である。
「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第七話」
この回で中心となった事件は、鹿児島で起きた特許出願中の科学溶液を作った科学者一家惨殺事件だと思われる。
私は当時このことで直接手紙を出して問い合わせをしている。
しかし、回答があったのは別会社だった。
今ではもうその製品は手に入れることはできない。
その事件は、生き残りがいないことでその時点から進展が全く無いままだ。
それにも関わらず、このようなドラマに出してくるというのはどうしてだろうか。
誰かを騙そうとしているようにしか見えない。
一度その製品は市場に出ている。
もしかして、その製品の愛用者からの問い合わせが殺到したせいなのではないだろうか。
つまり、元になった事件はあるが、このドラマに事件の実話は入っていない。
だた犯罪者の手口だけ含めた"この場合はこうする"というマニュアルがドラマになっているようだ。
それは、カップルを引き裂く方法。
女性の方を先に殺して、男性とは共通の友人として相談に乗りながら、会わせないようにでっち上げの理由を作って対処しておく。
どうしても相手のことを諦めない男性に対しては、暴力で押さえ付けるようだ。
また、普通結婚式から逃げ出すのは男性の方で、無理やり好きでもない人との結婚に追いやられた結果いなくなったりする。
その場合、男性の好きな相手は大概先に殺されている。
その時必ず家族の中に協力者がいるのだ。
最後に気になるシーンがあった。
朋子と和人の関係は酷く険悪だったのではないだろうか。
どうも顔の出てない可愛い顔の出演者を和人の周りに寄せ付けないよう朋子が威嚇行為をしていたらしく、和人が怒って追い払ったのが原因のようだ。
最後のシーンで、スイッチを押すかどうかは和人本人に任されていた。
和人は腹いせにスイッチを押してしまったのだ。
朋子は押せば後ろから刺せという命令を出していた。
そしてそのとおりになった。
その後、和人ファンから朋子は殺され、中盤の死体シーンとして出ている。
あんたら現場で何してんねん。
「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第八話」
この回は、登場人物の名前から一部声優界関係の人物付近のことが含まれている。
しかし、メインは「呪い」なのである。
私は「呪い」とはどうやって行うものか知らない。
「恨み」ではなく「呪い」というのは、思っただけではなく相手に被害をもたらすものだ。
普通は黒魔術的な方法があって、それを実行するものだと思われているが、実際に相手に害を及ぼすためには現実的に実行しなければ何も起きないのだ。
つまり、嫌がらせや暴言や批判、悪い噂を広めるなど、相手に圧力と負担をかけるような行動を起こさなければならないのである。
私の経験から言うと、周囲からの度重なる悪意を感じ取った時に「呪われている」と思うものだ。
あるいは、悪いことが起こった時に「呪われてるね。」と誰かに言われたら、やはり「呪い」だと思ってしまう。
つまり「暗示」なのだ。
「暗示」は、誰が何のためにやっているのかを知れば、暗示は解ける。
私はそれを知るために、あらゆることを調べてその謎を解いた。
だから今は「呪われている」とは思っていない。
更には「呪い」が「暗示」であるなら、呪った方にも暗示がかかっていることになる。
それを利用した方法が「呪い返し」だ。
「呪い返し」は呪った本人に呪った方法で返ってくる。
出所は呪った本人で受けるのも呪った本人ということになり、「呪い」が不正(正当性が無い)である以上呪われた者にとっては正当防衛となる。
この方法は有名人や著名人には、呪っている相手が誰か判らない場合が多いので、有効だと思う。
是非、この機会に「呪い返し」を実行してみて欲しい。
呪い返しを受けた人に何か起きるかもしれない。
そして、誰が呪っていたのかも判るかもしれない・・・。
「赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 第九話」
これは映像を撮影する時に顔と体の2人を使ったことが仇になって、このドラマを終わらせる流れになったようだ。
問題は有里子の顔の人物。
有里子の演技は他の娘がやっていたが、回を追うごとに出演者同士で仲良くなった結果、顔の方が妬むようになったのだ。
「有里子は永遠に僕のものになった。」という台詞は、顔の人物が言ったものだろう。
その時演技していた娘が何か飲むよう指示されている。
その時の映像は隠しカメラだが、つまり本番撮りではなかったのだ。
推測だが、撮影は2回行われ初めのグラスには何も入っていなかったのだ。
だから、飲むフリしかできなかったはずだ。
それを責められたのではないだろうか。
よくあるのだが、当人の失態として周囲が怒っているように見せかけ、もう一度ちゃんと飲んでくるよう言ったのだと思われる。
それは、本物の撮影スタッフがいなくなっている状態で行われ、気づいた時には手遅れだったということだろう。
ネタとなっていた当の4姉妹は、ネタ切れのために撮影には参加していない。
これは出演者同士の関係が拗れたことで起きた事件である。
かおりの台詞はそのまま犯人(有里子の顔の方)の台詞なのだ。
まあ、顔と言ってもちょっとしか入ってないんだけどね。
この後、国友とスタッフが荒れたのは言うまでもない。
でも・・・・この前、仇を取ってくれたみたいだ・・・。