2014年1月9日木曜日

最後まで見れた

「眠りの森 新参者スペシャル 01 02 03

バレエ団のプリマである高柳の腕に傷があることに気づいた。
これは、あの「結婚報告」に出てきた飯田智美のことだ。
つまり、バレエ団はテレビドラマ撮影チームのことで、今回の話を作り上げているのが智美なのだ。

葉瑠子が見知らぬ男を撲殺して、事情聴取が行われるが、その時にどうやって撲殺したか覚えてないという。
覚えてないというのは、殺してないということだ。
では、殺したのは誰か。
撲殺は、力のある残虐性を持った人しかやれない。
バレエ団の中で、それに当て嵌まる人がいる。
ヒントは、「あの人は生まれながらの主役なんです。」という台詞。
ドラマが殺人事件を扱っているものである限り、そこで主役をやれるのは殺人犯自身なのだ。
その人がこう言う。
「嘘は魔法の呪文です。ただの人間が役に成り切るために、自分に魔法をかけるんです。そしてバレエ団全員で舞台という大きな嘘を付くんです。」
バレエ団の人が見たら、酷く嫌な気持ちになるだろうが、今の俳優女優と呼ばれている人たちにとってまさにそのとおりなのだと思う。

高柳の唯一の趣味である「ダーツ」も、「蝶のコレクション」と同じ意味だろう。
その証拠に梶田を殺害するのに、注射針を仕込んで毒殺するシーンが入っている。
3ミリの注射針では、服の上から刺すのは無理がある。
更には、座席に直接仕込めないので、背もたれに上着を被せて容器を隠していたことになる。
もし、当たるか当たらないかくらいで死ぬのであれば猛毒である。
しかし、猛毒であれば、拾ってはいけないのだ。
完全に容器から漏れているはずなので、拾った者も死んでしまう確率が高い。
ここは、ドラマだからということにしたいのだが、殺すつもりは無かったと見た方が正しいと思う。
ドラマ撮影中には、誰が死んでもおかしくない状況があったので、意図的に殺したフリだけで止めたのだ。
つまり、梶田は殺したくない人だったということになる。
だが、それならあとは殺してもよかったということになるのだが・・。

さて、ニコチンだが、調べてみると持っていたイメージと違うことが判ってきた。
現在は「ネオニコチロイド」と名前を変えている。
それは人体には害のないものだが、殺虫剤として使用され、昆虫に対して殺虫効果があるのだ。
だから、タバコの葉に寄生する害虫駆除のために、使っていたようだ。
ニコチン自体は、タバコの味や効果には無関係と言っていいと思う。
何故「ニコチン」において混乱が生じたのか・・。
それは、人体内に昆虫系の要素がある人にとって害がある状態を確認したためで、人間の区別が付かなかった時にニコチンは毒だと思い込んだ経緯があったと思われる。
人間に関するレポートを書いたので、「オルトロス」のページから飛んで見て欲しい。

では、後半に発覚する事件の真相が何を物語っているのか・・。
それは、智美がある知り合いから仕入れた話なのだが、そこで起きた殺人事件の成り行きを描いていると言えるだろう。
ある女性が社内で故意に起こした事故で、一人の男性が死亡した。
そのことを突き止めた上司がその犯人に掴みかかった。
そして、その場にいた耳の不自由な同僚がその上司を殴り殺したのだ。
そのことは関係者全員が口を閉ざしている。

内容としてはそんなところだが、是非見て欲しいのはバレエ団の踊りだ。
訓練の成果というものは、素晴らしい結果を生み出す。
体つきや仕草・・そのどれもが見入ってしまうほど美しい。
それは普段の行動や雰囲気から違っていて、少しでもマネしてみたら、姿勢や体型が変わってくるんじゃないかとさえ思う。
私も小さい時は、トゥシューズに憧れたものだ(笑)



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