毒<ポイズン>
「男が恋人を殺すとき」
この「毒(ポイズン)」は、24時間以内に死に至り絶対に検出されない毒薬である。
そしてそれを発見したのは、日本人の科学者らしい。
更には、その毒の資料には写真があって、写っている人物の手の甲に「X4」の文字が書かれてある。
この「X4」のネーミングを考えた人とは完全一致しないかもしれないが、解読すると同じような意味が浮かび上がる。
「X」は、24番目のことでもあるが、ここではもちろん罰のことだ。
あるいは戸口に付けられた×印と同じ意味でもある。
つまり、現時点における排除ターゲットの選別に印をつけるとすれば、このドラマに出てくる人がどういう人か判断材料となるのである。
「4」は英語で「four」だが、これを「f」「our」に分割してみよう。
「f」は「force(力)」の略で、「our」は私たちのという意味だ。
つまり、「X4」とは人間を罰する力のこととなる。
この第一話のドラマは、女を使って荒稼ぎしていた男の話だ。
周囲には、質素な暮らしをしていると嘘を言い、2人の関係を隠して、金持ちをカモにしてお金を奪っていたのだ。
結局は、この2人は「回想電車」の男と同じで、体内に異常な状態があり癌に侵されている。
だから、突然死ぬのだ。
つまり、毒薬を使った話ではないので、薬物反応は一切出ないのだ。
「女がストーカーを殺すとき」
突然死する人には、いろんなタイプがあるようだ。
ここに出てくるストーカー男は、ある女性を異常に信奉していたらしい。
それは「沙織」という名前だ。
「代筆」の話に例えると、もし手紙の差出人の名前が「沙織」だったらどういうイメージを持つだろうか。
ストーカーの特徴である妄想がその人を動かしてしまうだろう。
そういう名前の効果を利用していたのが「沙織」なのである。
もしかしたら、その女性は人気のあった誰かを殺して成り代わった人かもしれない。
その人に成っていれば、誰からもそのイメージで見てもらえる・・・そう思ったのだろう。
友人の麻央は、自分よりいい思いをしている沙織が憎くて仕方が無いのだ。
いつか殺ってやろうと思っていたに違いない。
まるで四姉妹みたいだね。
最後に顔を包帯巻きにされているが、本当に切られた可能性がある。
たぶん、その女性に対して麻央と同じ感情を持っていた人がテレビ関係者にたくさんいたんだ。
まさか・・・実際にその人の使ってる名前って・・・・・サユリじゃ・・。
名前使ってると本人と同じ目に遭うらしいのだが・・・・。
「刑事が容疑者を殺すとき」
この話は、2012年10月に起きたエイプリル・ジョーンズちゃん殺害事件が元になっている。
写真を見てもらえば解るが、エイプリルちゃんはとても可愛いので、皆の人気者だったのだ。
そして、当時捜索隊も出ている。
ドラマでも実際の事件でも、犯人は一番怪しくない人が真犯人なのだが、ドラマの方では行き違いの結果2人の男性が殺し合いをした形となっている。
おかしいのは、常に母親であるエリ子が目を離した隙に、娘がさらわれていることだ。
つまり、エリ子が真犯人か、あるいは原田とエリ子が共謀していたかのどちらかだ。
では、元になった事件の真相を追ってみよう。
エイプリルちゃんは可愛いくて優しい性格だったので、周囲の大人にも人気があった。
それを良く思わない者がいた。
もちろん母親だ。
つまり、エイプリルちゃんを殺したのは母親なのだ。
それを町中で隠そうとして、偽の容疑者を作り逮捕までしている。
その時の捜索の様子が写真に残っているが、何故こんなにきれいに残っているのか疑問である。
それもネット配信までして、公開している。
他の事件でこんなにきれいに写真が残っていることはまずない。
そこで感じたのは、この事件の真相隠しを町中の人で行っていたのではないかということ。
それはいったい何故なのだろうか。
写真は時期的にもイギリスではないと思われるので、アメリカで事件は起こっている。
しかし、町の人たちはアメリカに移住してきたイギリス人なのだ。
だから、イギリスで起こった事件としてニュース記事になっている。
その場合、町中の人の生活は厳しいものだったと思う。
だからこそデマがまかり通ってしまったのだ。
そのデマとは、エイプリルちゃんの事件として捜索隊や警察が動いたということにすれば、多額のお金が入ってくるというものだった。
デマを流したのは、エイプリルちゃんの母親だ。
今の時代、こういうことは考えられることだ。
しかし、お金が欲しいのであれば、もっと他のことをした方が良かったのではないだろうか。
結局、その町の人たちにはお金は入らなかったのだ。
それはイギリスで起こった事件としてニュースになってしまったからだ。
それで思った。
そういう騙しでお金をくすね取るのではなく、不正で隠してあるようなお金を見つけたら皆で分けた方がいいのではないかと・・・。
それは、税金や公的な資金とは縁の無いものなので、収支の計算に入れなくていいのだ。
だって、それは元々無いお金なのだから・・・。
できれば、たくさんの人に協力して欲しい。
今だって、みんな生活は苦しいだろう。
反対するような人には言わなければいいのだ。
・・・考えてみて。
「カリスマ主婦が旧友を殺すとき」
この話の元になった事件は、2012年9月に過去最大級の韓国売春グループが摘発された事件だ。
しかしながら、この事件がテレビドラマネタにされているということは、摘発された韓国売春グループは誰一人捕まっていないということだ。
つまり、警察は逃がしているということになる。
もしかしたら、警察署にも不正なお金が保管してあるかもしれないね。
どうして何一つ事件が解決されていないか・・・そこに不審感が蔓延する理由がある。
ちゃんとやれない人が警官の制服着たって警察官とは言えないからね。
さて、ドラマの内容で売春をしていた者は全員死んでいくようだ。
犯行の手口を見れば、薬で眠らせるか殺すかして、金目のものをすべて盗んでいたということになる。
だから、記事に100億円などという驚くような金額が出てくるのだ。
それを摘発したということは・・・・その100億円は警察が持っているということにならないだろうか。
警察がいないのであれば、その売春グループは我々で処分しなければならないだろう。
そうしないと、これからも被害は続いていくのだ。
武装準備をお願いする。
1人1人ジングを手に入れてくれ。
「読者モデルがライバルを殺すとき」
この話の元のなった事件は、ブラジル出身のスーパーモデル「カロリナ・レストン拒食症死亡事件」である。
しかし、それは日本で起きたことではなかったので、日本ならどういう事件になるかモデル関係で話を聞いて作ったようだ。
つまり、犯人の目星がつくようなことはしたくなかったようだ。
ということは、実際に起きた事件の犯人が解れば、日本でも同じような状態があったと見ていいと思う。
カロリナ・レストンは、一度日本に来ている。
写真を見てもらえば解るが、日本人好みの顔をしている。
恐らく、日本での人気は凄いものだっただろう。
それをよく思わないのは、こういう事件では例外なく母親である。
彼女の死も、母親が毒殺したのが本当のところなのだ。
カロリナは、激痩せではなく、スーパーモデル体型だっただけである。
しかし、彼女を毒殺したことを隠すために、画像を変えて拒食症だったことにしてしまったのだ。
こういうやり方をするということは、母親はかなり太っていたからだろう。
周囲がそれに協力しているのは、その母親のような人がたくさんいたからだ。
さて、このドラマになっているモデルの話だが、モデルといってもモデルの写真に顔を貼り付けて名前を名乗ってる人のことだ。
一応同じ格好をして写真を撮るので、自分が本当のモデルであるように錯覚する。
まあ、それは仕方ないかもしれない。
雑誌の読者モデル同士がやり合ったという話で、ドラマが構成されたようだ。
しかし、作ったといっても実際に事件は起きている。
先に名前が売れていた人を弾こうとして諍いが起こり、結局殺してしまって後から入って来た人が取って代わったらしい。
芸能界ではないのでマネージャーらしき人はいない。
そこは話を作ったんだろう。
なんとなく、カワイイとか痩せてるとか人気があるとか、そういうことは単に殺す理由を見つけただけのこと。
結局はお金目的なんだよね。
もし、顔や体型なんかを気にするのなら、薬を断つべきだよ。
ほとんどが薬で本来の美しさを失っている。
病気でもないのに飲んでる薬というのは、何がどう作用しているか本人は知らないのだから。
体にいいと聞いて口にしているものもだよ。
それにも何か入ってると思う。
無理に摂取するんじゃなくて、自分の好きなものを選んだ方がいいに決まってるんだ。
自分の体が欲しがってるんだからね。
もちろん薬で食欲増進してしまう作用ってあるから、気をつけないといけないけどね。
美しさって何だと思う?
人がきれいになる時・・・例えば恋愛中とか、人間関係や仕事が上手くいってる時なんかだと思うんだけどね。
・・・それは、「安心」を手に入れているってことなんだ。
自分のことを思い出して考えてごらんよ。
そうだったはずだよ。
「部下が上司を殺すとき」
これは情報提供者の身近に起きた事件で、報道されていないもののようだ。
その情報提供者は同時に犯人でもある。
ドラマどおりに「吉野 京子」が情報提供者なのだ。
だから、自分の都合のいいように展開させている。
トップを走っていた女性が、自分を追い越すような男性を好きになることはよくある。
つまり、秋山は正田に好意を持っていたのだ。
更には、男性にとって自分の仕事の結果を認めてくれる女性を好きになることはよくあると思う。
つまり、正田も秋山に好意を持っていて、2人は結婚することになっていたのだ。
結局、吉野の妬み心で事件が起きているようだ。
話の流れとして、正田の本社移動によって、秋山も一緒について行くことになっていたはずだ。
それを止めようと、吉野がまず秋山を殺したのだと思う。
そうすれば、自然と正田は自分のものになるものだと吉野は思っていた。
だが、完全に拒まれたのだろう。
吉野は意を決して、秋山を殺したのは自分だと、脅しをかけてみた。
言うことを聞かせようとしたのだろうが、結果は裏目に出てしまったのだ。
結局、正田も殺さなくてはならなくなってしまったようだ。
ところで、ドラマの中に出てくる「レズビアン」的なものというのは、実際は存在しない。
女が女に惚れる時、体の関係ではなく、その人が持つ雰囲気とか精神的な部分に惚れるのだ。
もし今の世界に「レズビアン」がいたとしたら、脅迫されてそう見えるよう作っているか、薬による中毒症状がレズという形で出ているかになる。
「ホモ」も同じなので、そういう認識で見て欲しいと思う。
別の見方をすれば、犯罪者が不審な行動を取る時に「レズ」や「ホモ」を言い訳として利用する場合があるかもしれない。
「フリーターが暴力夫を殺すとき」
この話は、同じケースの事件がたくさんあったと思われる。
それを集約したものが、ニュースとして報道されている。
それがどういう意味なのかは、このドラマが教えてくれるだろう。
最後のシーンでフリーターの植垣が何者だったかが判る。
「俺は君のために・・そうだ、君のために甲斐とアユミを殺したのに・・。」
問題は登場していない「アユミ」という人物が誰かだ。
一番考えられるのは、甲斐の妻である「由美」だろう。
そうなると、事件のあらましがガラッと変わってしまう。
甲斐とその妻由美を殺して「あなたのために殺した。」と言ったのなら、言われたのは翔太だ。
そうなると、植垣は女性ということになる。
ということは、ドラマの初めで死にたがっていたのは実際は翔太なのだ。
そこに付け入るように近づいたのが、スナックで働く女性だったというわけだ。
何故か犯人は、どこかに確実に証拠を残してしまうようだ。
つまり、殺人犯はその女性で、テレビドラマの情報提供者でもあるということだ。
最後拳を振り上げた植垣に翔太が抱き付くが、実際は父と母を殺した犯人が判ってその犯人に向かって翔太が「殺す!」と言って向かって来ようとしたので犯人が止めた場面なのである。
そして、もう一つ。
その犯人は、巷で密かに有名になっている人(ここでは松井のことだが)に成りすましていたということもあったと思われる。
さて、気になったのは、「人の心には善もあります。」という台詞。
松井が笹本に対して指摘しているのだが、どうやら笹本の父親が言った言葉らしい。
しかし、その父親が死んだ理由もそこにあったと推測する。
善とは何か、悪とは何か。
善と悪は混ざっているように見えても混ざらないということを知っておいて下さい。
同じ拳を振り上げても、理由が全く違う場合がある。
「ごめんなさい」の言葉にも、まったく違う意味が込められている場合がある。
「あなた、いい人ね」の言葉にも、まったく違う意味がある。
善と悪が同居している人間がいたとしたら、その人は悪なのである。
どんなに善に見えても、悪を持って善に見えることを行っているだけなのだ。
それを取り違えてしまうと、油断した笹本の父親のように殺されてしまうのだ。
それから、松井が言っていた「監獄実験」だが、これは「es(エス)」という映画の内容を示している。
この説明も言葉足らずだ。
本当は、力を持つ前に力を奪われているのだ。
その酷い反動で、力を奪ってきた者が力を奪われた者に殺されていくのだ。
当たり前のことだ。
更に松井は「人には善も悪もない。役割があるだけ。」と言っている。
人間の認識では、善も悪も視点が違えば逆転する。
自分の親を殺した犯人は自分とって悪だが、その犯人にとって殺す理由があったのだ。
理由がある限り、犯人にとってそのこと自体悪ではないのである。
解り易く言えば、ライオンと人間が一緒にいたらどうなるかだ。
腹が減ったライオンは人間を食べようとするかもしれないが、それは悪ではない。
しかし、人間にとってそれは悪と思えるだろう。
逆に、人間がライオンを殺そうとすれば、ライオンには人間が悪に見えると思う。
問題は、一緒にいてはいけない者同士が一緒にいるということだ。
このドラマが放送されてしまったということは、文句を言う人がいないということだ。
だから、ニュースの内容は殺人犯と被害者が逆なのである。
つまり、翔太は犯人にも善があると思ってしまったのだろう。
「刑事が毒を暴くとき」
この回は、今までの事件をダイジェストでまとめたものだが、何故途中でそんな展開になったか解るだろうか。
ヒントは最後のシーンで、松井が笹本の知ってる人に毒を渡したと教えていること。
それが次の話に繋がっていくのだが、実はもう手遅れなのだ。
事はもう起きている。
だから、この回は話が作れなかったのである。
その理由は、次の回に形を変えて登場する。
そして、一つ確認して欲しいのだが、本条刑事の顔が変わっているような気がしないかどうか・・・。
「妻が夫を殺すとき」
この回は、前回起こったことがきっかけで出てきた話だ。
情報提供は、貴子。
さて、この貴子がいったい誰なのか・・・。
その前に、前回の収録時に何が起こったかが問題だ。
第十話の映像に残っているのは、ほんの僅かだが本条刑事がお腹を押さえている場面が入っている。
22分前後、バックには救急車の大きなサイレンの音も聞こえるのだ。
そして、本条刑事は同時に千葉刑事の演技もやっていたようなのだが、身振りで判るだろうか。
前回の内容では、千葉と笹本が激しく言い合う場面がある。
そこでかなり本気で殴っているようだ。
それはその後に続く話に理由が隠されているのだが・・・。
撮影の合間に、笹本は本条に妊娠したと告げている。
しかし、それが嘘であることに気づいたのだ。
それは、推測だが、その日薬を入れた飲み物ではないかと思った本条は、飲んだふりをして実際は飲まずに眠ったふりをしたのだろう。
その間に起きたことを本条自身は自覚していたのだ。
だから、妊娠は嘘だと思ったのだ。
だが、笹本は中絶費用を要求してきた。
それで本条は怒ったのだと思う。
恐らく、この後刑事が殺される場面が多くなることが予想されていたので、笹本が本条に「今度はあんたの番ね。」というようなことを言ったのかもしれない。
ホームズの時もそうだったが、後半になると出演者の中に本性を出して来る者がいる。
だんだん現場の雰囲気が殺気立って、恐怖感を感じるようになるのだ。
この回で、病床に伏した秋吉の額に大量の汗が噴出しているのがわかったと思う。
この時「俺はこのまま眠らされてしまうのではないか・・。」と思っていたのではないだろうか。
結論として「貴子」は笹本だ。
この第11話がドラマになっているということは、もう文句を言う本条がいないからだ。
そして、笹本は貴子であり、また加奈子でもある。
自分で話を上手く作ったのだろう。
「テロリストが仲間を殺すとき」
この回は、もちろん指名手配犯オウム真理教信者の逃走劇が元になっている。
しかし、大臣暗殺事件に関与していたというのは真っ赤な嘘だ。
何故なら、逃げ回っている逃走犯は、絶対にテロリストとして動けなかったはずだからだ。
普通に生活する普通の人になっていることで、生き長らえていたのだ。
だから、テロ活動をしていたのは、全く周囲の目を気にする状況にない人たち。
当然そうでなければ、動けないのだ。
「人が人を殺すとき」
最終回なので、どうやって終わるのか楽しみにしていたのだが・・・。
松井がそうなるとは思わなかったな。
松井というのは、監獄実験の犠牲者であるが、あの映画のようにお金目当てで参加した者ということだろう。
つまり、松井は初めから毒を使う側(癌保有者)だったということだね。
笹本が毒を入れなかったのは、松井が見ていたからだろう。
見てなかったら、入れたんじゃないか?
最後、笹本が死ななかったとは誰も言っていないので、死んだ可能性が残されている。
大月がどちらのグラスにも毒を入れたとすれば・・・。
話としては、うるさいハエ(事情を知っている者)を叩き潰したがっているように見えたのだが・・。
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