主演はハル・ベリーだよ~~~(^o^)
「ザ・コール」
これは911の緊急電話交換手の話。
日本では110番がそれにあたるけど、この映画のように事件そのものに関わることはあまりないと思う。
つまり、住所と名前と状況を聞いて、的確な場所に出動をお願いするのが仕事。
自分で責任を背負ってしまってはいけない。
判断は現場に行った警察官が下すべき。
でも、その場で殺害される状態に出くわしたら、やはり動揺して判断が狂ってしまうだろう。
音だけでは状況を把握するのは難しいと思う。
ただ感覚の鋭い人がその電話を取った場合、被害者の身になっての第三者的な判断をすることができる。
そのくらい事件慣れしているなら、冷静でもいられる。
助けたいという気持ちは誰でも持っていて、そのために動こうとするけど、その感覚を磨いてないと電話口では限界があるね。
これは、実際に起こった事件が元になっていると思う。
だからこそ不思議に思うのだが、何故最初の被害者は近所の人に助けを求めなかったのだろうか。
自分の家なら、外に出ることも可能だったはずだ。
それができないのは、見知らぬ者同士でなかった可能性が高い。
つまり、仲違いの結果犯行に及んだのだ。
さて、この映画の最後のシチュエーション・・・ある別の映画に似てないだろうか。
私は「羊たちの沈黙」に似ているような気がした。
凶悪犯を追い詰める時、暗闇の中ですべての神経を研ぎ澄まして危険を回避する。
つまり、収集した犯人の行動の特徴だけが暗闇の中で、次の行動の予測を可能にする。
では、本当の犯人はいったい誰なのか・・・・判るだろうか。
プロファイリングにも表れるのだが、男性の好きな女性(ここでは妹だが)に似た人を次々と殺すのは、男性ではなく女性なのである。
顔の皮を剥ごうとするのも、成り代わりたいという願望からである。
だから、この映画では夫婦が入れ替わって表現されていると思われる。
更に、付け加えておきたい。
犯罪者の心理として重要な傾向がある。
この夫婦の場合、自分の好きになる女性に対して嫉妬心から犯行を繰り返していると男性は勘違いしがちだが違うのだ。
犯罪者は犯罪を犯すという素地を必ず持っている。
それは自覚あるもので、その素地を常に隠そうとする。
つまり、犯罪を犯す理由を嫉妬心という箱の中に入れて隠していることを忘れてはいけない。
はっきり言えば、相手を捕まえて嫉妬心に駆られた演技をしていれば、人を殺す理由を作ることができるのだ。
目的は、殺した人の財産が目当てである。
その奪った金銭で、夫婦は生活をしている。
それだけ捕まっている者は困窮状態に置かれ脅迫を受け、生きるために口をつぐんでいる。
大概夫婦間で浮気が発覚した後は離婚となるのが普通だ。
一生涯愛するという契約を破ったのだから。
それでも離婚しない場合は、家族の中に犯罪者が潜んでいると推測される。
その犯罪者は、崩壊しかけている家族関係を無理やり箱の中に詰めて監禁し、犯罪を犯すことで生活をしているのだ。
警察は、「夫が浮気をしたんです!」と叫ぶ奥さんには離婚を勧めて下さい。
離婚したがらない場合は、理由を追求して相手の嘘を見破らなければなりません。
愛情が無いのなら、一緒にいてはいけないのです。
生活ができないというのなら、一人で生きていけるよう現在ある制度を利用して下さい。
それをしなければ、皆本当の家族となれる人には出会えないでしょう。
ここに1つ参考になる映画がある。
「テイク・シェルター/TAKE SHELTER」
正常な女性たちに聞いて欲しい。
もし、あなたがこの映画の奥さん(サマンサ)だったらどうするか・・・。
主人公「カーティス」が見る幻覚は、むしろ予知夢の域に達しているように見える。
しかし、カーティスの体の不調を訴えるのは、幻覚によるものではない。
よくその前後を見て欲しいのだが、体の不調が表れる直前には必ず妻サマンサとの言い争い、あるいは機嫌を損ねることが発生している。
つまり、カーティスの体調が悪くなる原因(飲食物への薬の混入)を彼女が行っている可能性は極めて高いのだ。
更には、カーティスから職を奪ったり、友人に誤解を招くような情報まで流していると思われる。
カーティスが我慢に我慢を重ねているのは、娘のためだろう。
妻は常に娘を傍に置き、母親であるという立場を固持しながら夫を追い詰めている。
気になるのは、夫が無職になっても平気であるように見える点。
自分はフリーマーケットで得たお金を蓄えているが、売り捌く商品はいったいどこから持ってくるのだろうか。
かなりの収入になっているように見えたが・・・。
最終的には、夫を狂人扱いするような状況を作り上げ、それでも別れないのは保険金が目的だからである。
0 件のコメント:
コメントを投稿