2013年10月20日日曜日

初作を知っているが・・・

「ザ・フライ2 二世誕生 英語版Dog Scene

今調べてみると、モノクロの初作は見当たらず、そのリメイク版「ハエ男の恐怖」だけ残されているようだ。
モノクロのものは、最後に人間の頭を持つハエが描かれていて、恐怖感より全くユーモア的なイメージで終わったのを覚えている。
何故モノクロの初作をわざわざリメイクしたか・・・・その理由は「ハエ男の恐怖」の最後の台詞(ハエ男の言い分)を入れたかったからだろう。


映画「恐怖のハエ男」 The Fly trailer 1958 投稿者 spyagent0011

初作では、顔がハエになっている人間と体がハエになっている人間の2通りできてしまっていた。
つまり、混ざり込んだ人間には2種類あって、顔だけが良くてもあるいは体だけ良くてもダメだということになる。

さて、「ザ・フライ2 二世誕生」はその初作とは見解を異にした内容となっている。
これは実際にあった出来事の断片的な要素を組み入れたものであり、また予測書の一部も入っていたのではないかと思わせる部分がある。
この主人公マーティンは異常な状態で生まれたことになっているが、実際に生まれた奇怪なものは死産だったと思う。
つまり、初めに出産場面に出ている女性はマーティンの母親ではなく、マーティンの誕生に合わせるために奇形をそのまま中絶せずにお腹の中で育てていた女性なのである。
それは、マーティンを実の両親から引き離す計画があり、そのために前もって画策した流れなのだ。

マーティンはその頭脳により、将来を有望視された若い科学者となった。
しかし、そこで行っていた実験はマーティンの感情を逆撫でするもので、可愛がっていた犬の惨状を見て、静かに眠らせようと決意する。
マーティンはあることがきっかけで、変貌していく。
それは遺伝子によるものだと言うが、実際にはその遺伝は引き継いでいないのだから、別の意味になる。
つまり、最終的に化け物となる者から見て、酷く恐怖を感じるものであるという感覚でマーティンを見ていたことになるだろう。

マーティンのように扱われた人は複数いたと思われる。


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