2013年9月26日木曜日

逆転の真相

アンブレイカブル

この映画の真相は、すべて性別逆転で隠されている。
そして、人間関係や家族関係も別のものを置き換えて表現されている。
例えば、家族関係は会社の社員を家族と置き換えて考えるのと同じことだ。

そして、一番大事なことは、善と悪の完全な特徴を描いているということ。
善は、善に見えず、ヒーロー根性や救世主的なものを持っていない。
そこにあるのは、ただその人の善だ。

悪は、悪に見えず、後天的でなく先天的に欠陥を持つ。
そして、善なる者を探して付け狙う。
自分にできないことを善なるものができるということが不思議でならず、娯楽としての物語を非常に重要視する。
悪は、自らが悪であることを自覚しているが、はっきりと言及はしない。
常に自分の存在意義を確かめたがる。
それが「自分は善を見つけ出すための悪(必要悪)だ」というこじ付けや理屈で補ったものだとしても・・・。

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