2014年2月2日日曜日

いい台詞があった・・


さまよう刃

この話の元になった事件は、2008年7月19日に発生した「埼玉川口中3女子父殺害事件」と思われる。
場所は東京などの都市部だろうと思う。
後で犯人は長野に逃走していくので、都市で犯罪を犯した者は地方に逃げたがるからだ。

映画にあるように、被害者は父と娘の2人暮らしだったようだ。
冒頭の映像をよく見て欲しいのだが、娘が友人数名と帰るシーンがある。
そして、家の近くに来た時は1人になっている。
わざわざこんなシーンを入れておいたのに、友人の話は一つも出て来ない。
最後の目撃者はその数名の友人のはずだ。
これはトリックなのだ。
犯人が車で来てさらったというのは、その数名の友人が被害者をその時点で殺したということだろう。
父親は娘がいつまで経っても帰って来ないのであれば、探し始める。
では、その時犯人はどう動くか。
当然父親の口を封じるために、家に押し入るだろう。
あのアパートでの殺害シーンは、父親が押し入った娘の友人に殺された場面なのである。
つまり、犯人は娘の学校の女生徒3名だと思われる。
もちろん学生に成り代わった30代ほどの女たちだろう。

タイトルに注目して欲しい。
「刃」というのは、殺害方法である。
親子ともに刃物で刺殺されている。
気になるのは、死体の顔が見知った顔に見えることだ。
一瞬なので、何とも言えないが、映画の最後でも父親役の寺尾聰が銃で撃たれていると思われる。
その時の台詞でこう言っている。
「わが国の法律では、未成年者に極刑は望めない。だから、私自身がこの男に審判を下す。」
一応法律ではそう決まっているが、犯罪者はその法を回避するために、学生に成り代わって生き延びてきたのではにだろうか。
つまり、未成年という安全圏に逃げ込んでいた者は、実年齢でなければずべて犯罪者なのだ。
ということは、証拠があれば極刑でいいのだ。
「彼らに対する本当の罰は、死にも値する恐怖だと・・。」
今の警察では、その罠を見破るどころか、犯罪者を逃がす方向へと動いてしまう。
殺すことができないのであれば、その死と同等の恐怖を与えなければならない。

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